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ドラッカーと徳川家康

2014.02.18(00:01) 1326

下記の本にドラッカーのことについての言及があります。

年収1億円は「逆」からやってくる年収1億円は「逆」からやってくる
(2013/10/23)
芳賀 みみ

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若いビジネスマンが著者の芳賀(はが)さんに言ったそうです。ドラッカーを読んでもよく分からないし、自信喪失していると。

そこで、芳賀さんの返事が面白く(?)て、「ドラッカーは女子マネージャーが読むものです。」

そして、次のように書いてあります。

「ドラッカーが書いていることはいわゆる番頭術です。なので、それがどんなに素晴らしい本であったとしても、書かれていることが番頭術である限り、番頭さん(中間管理職)以上にはなれません。そこが帝王学とは違うところです。」

こういう見方もあるのかなと思いましたが、もしこれを鵜呑みにしたら若いビジネスマンは損をしますね(笑)。


ドラッカーは決して番頭術を書いているのではなくて、経営について本を残しています。

特に『現代の経営』と『経営者の条件』は経営者必読書ですね。

私は経営に関する本をいろいろ読んでいますけど、ドラッカーの内容が幹になっていて、他の経営書は枝葉のように感じることがあります。

別に私がドラッカーを贔屓にする理由はないので、素直に思っていることを言っているだけなんですが、経営(マネジメント)というものを初めて体系化したことは、全然他の学者とはレベルが違うと思いますね。


マネジメントを内部管理のように誤解すると番頭術みたいに思えるんでしょうけど、『マネジメント』は内部管理の本ではありません。実際は経営で成果を上げる方法が体系的に書かれています。

ビジネスマンの方でドラッカーを初めて読もうとされるなら、『プロフェッショナルの条件』がお薦めです。

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
(2000/07)
P・F. ドラッカー

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他のドラッカーの本よりは、読みやすいかと思います。

さて、芳賀さんの本に戻りますが、ドラッカーの話の後に、中国の経営者が愛読しているものを紹介しています。ドラッカーではなく、こちらを読んで帝王学を学べというニュアンスですね。

その本は”吉川英治著の『徳川家康』”と書いてありました。

これ、”山岡荘八”の間違いですよね。

徳川家康(1) (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(1) (山岡荘八歴史文庫)
(1987/10/01)
山岡 荘八

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『徳川家康』は文庫で26巻あるんで、芳賀さん、読んでいないのでしょう。芳賀さんは「『徳川家康』は紛れもない帝王学」です。」と読んだ人のように書いているんですけど、『徳川家康』を読んだ人なら吉川英治と山岡荘八を間違わないと思いますね。


ともあれ、私はドラッカーも『徳川家康』もどちらも読んだ方がいいと思いますね。

ドラッカーが難解だと思う方は解説書から入ってもいいでしょうし、『プロフェッショナルの条件』から読んでもいいでしょうね。自分がとっつきやすいところを見つけるといいと思います。

『徳川家康』はものすごく長いんですけど、最初の方は織田信長を中心に書いてあって結構面白いです。最初から全部読もうとするのではなくて、好きなところまで読もうと思って読み始めるといいかもしれませんね。

古賀光昭のビジネス教室



2014年02月18日
  1. ドラッカーと徳川家康(02/18)