昨日の続きで、「仕事の危機と家庭の危機」についてお話をします。今日が二回目です。
前回は「仕事の危機が影響して、家庭の危機へと繋がってしまう」ことをお話ししました。今日は逆のパターンで、家庭の危機が仕事の危機になってしまうケースです。
② 家庭の危機 → 仕事の危機
これは、元々あまり夫婦仲がよくなかった場合だと思われます。
離婚するまではいかなかったけれども、結婚当初から、どうも夫婦関係がしっくりといかないという場合です。
そして、こうした夫婦なのですが、夫婦のどちらかが会社設立を提案して(大抵の場合は夫だと思います)、この時は夫婦の意見が一致し、事業を始めます。
しばらくはいいのですが、だんだんと夫婦喧嘩が絶えなくなり、それが経営に影響していきます。
どちらが経営のリーダーシップを取るかで、もめるくらいならまだいいでしょう。
ところが、経営者夫婦が離婚すると、事業をどちらが握るかで争うことも起きます。中には離婚はしたが、役員としては残しておかなければいけないので、そのまま続ける場合もありますけどね。
ただ、最悪なのは、夫婦のどちらかが会社の実印や銀行印を持っていて、一方的に事業やお金を持っていくことです。
配偶者のどちらかが、会社の印鑑すべてを持っていたら、こういうこともあるのだというのは知っておいた方が良いと思います。
また、夫婦仲が悪いケースだけではなく、子供さんが暴れたり、不登校になったりと、子供に関することで家庭に悩みが起きることもあります。
その場合、経営者の場合だけではなく、サラリーマンであっても仕事に影響が出ると思います。
ただし、中には夫がサラリーマンで単身赴任などをして、家のことをほったらかしにして、奥様に子供のことを全部押し付けることもあるでしょう。
そうしたら、奥様の方が精神的に壊れてしまいます。
まぁ、夫の方も家庭の問題から逃げていたら、結果的にはどこかで何らかの”躓き”があると思いますが。
二つのパターンで「仕事の危機と家庭の危機」が強く連動していることを説明しました。
大事なことは、そうした連動がよくある事実なのだと知っておくことです。
仕事の危機、あるいは家庭の危機が来た時には、別の危機を呼び込みやすいのだということを知っておいてください。
次に大事なことは、「負けない戦い」をすることです。
これは、何を守れば最終的に「負けにならないのか」を決め、その線を引くことですね。勝ちではないけれども、ここを守り切ればいいんだというところをはっきりと固めることです。
例えば、昨日書いた①のケースでは、仕事の危機、会社の倒産などが起きたときに、社長として従業員を路頭に迷わせないというのが負けない線かもしれません。
スポンサー企業を見つけてきて、新しい経営者の元で働けるようにしてあげる方法です。
また、自分の家族では、仮に家や財産を失っても、子供に学校だけは通わせてあげるというのもあるでしょう。
あるいは、子供たちの心が荒ばないように、子供たちの人間らしさを守るという負けない戦いもあると思います。
そうした自分なりに立てた「最後の最後に守るべき線、砦」を、どんなことがあっても守ろうと腹をくくることです。
そのためにできることは、「地べたに這いつくばるように」してでも、全てやる気持ちが大切ですね。
下げたくない頭を下げることも必要でしょう。市役所、区役所、ハローワークなどの行政や色々な専門家に足しげく通って相談することも必要でしょう。
とにかく、従業員や家族を守るんだと決めたら、家を取られようが、財産を無くそうが、最後まで守るべきものを死守することです。
ところで、家庭の危機がスタートの場合はどうするかという問題がありますが、長くなりましたので、次回に。
前回は「仕事の危機が影響して、家庭の危機へと繋がってしまう」ことをお話ししました。今日は逆のパターンで、家庭の危機が仕事の危機になってしまうケースです。
② 家庭の危機 → 仕事の危機
これは、元々あまり夫婦仲がよくなかった場合だと思われます。
離婚するまではいかなかったけれども、結婚当初から、どうも夫婦関係がしっくりといかないという場合です。
そして、こうした夫婦なのですが、夫婦のどちらかが会社設立を提案して(大抵の場合は夫だと思います)、この時は夫婦の意見が一致し、事業を始めます。
しばらくはいいのですが、だんだんと夫婦喧嘩が絶えなくなり、それが経営に影響していきます。
どちらが経営のリーダーシップを取るかで、もめるくらいならまだいいでしょう。
ところが、経営者夫婦が離婚すると、事業をどちらが握るかで争うことも起きます。中には離婚はしたが、役員としては残しておかなければいけないので、そのまま続ける場合もありますけどね。
ただ、最悪なのは、夫婦のどちらかが会社の実印や銀行印を持っていて、一方的に事業やお金を持っていくことです。
配偶者のどちらかが、会社の印鑑すべてを持っていたら、こういうこともあるのだというのは知っておいた方が良いと思います。
また、夫婦仲が悪いケースだけではなく、子供さんが暴れたり、不登校になったりと、子供に関することで家庭に悩みが起きることもあります。
その場合、経営者の場合だけではなく、サラリーマンであっても仕事に影響が出ると思います。
ただし、中には夫がサラリーマンで単身赴任などをして、家のことをほったらかしにして、奥様に子供のことを全部押し付けることもあるでしょう。
そうしたら、奥様の方が精神的に壊れてしまいます。
まぁ、夫の方も家庭の問題から逃げていたら、結果的にはどこかで何らかの”躓き”があると思いますが。
二つのパターンで「仕事の危機と家庭の危機」が強く連動していることを説明しました。
大事なことは、そうした連動がよくある事実なのだと知っておくことです。
仕事の危機、あるいは家庭の危機が来た時には、別の危機を呼び込みやすいのだということを知っておいてください。
次に大事なことは、「負けない戦い」をすることです。
これは、何を守れば最終的に「負けにならないのか」を決め、その線を引くことですね。勝ちではないけれども、ここを守り切ればいいんだというところをはっきりと固めることです。
例えば、昨日書いた①のケースでは、仕事の危機、会社の倒産などが起きたときに、社長として従業員を路頭に迷わせないというのが負けない線かもしれません。
スポンサー企業を見つけてきて、新しい経営者の元で働けるようにしてあげる方法です。
また、自分の家族では、仮に家や財産を失っても、子供に学校だけは通わせてあげるというのもあるでしょう。
あるいは、子供たちの心が荒ばないように、子供たちの人間らしさを守るという負けない戦いもあると思います。
そうした自分なりに立てた「最後の最後に守るべき線、砦」を、どんなことがあっても守ろうと腹をくくることです。
そのためにできることは、「地べたに這いつくばるように」してでも、全てやる気持ちが大切ですね。
下げたくない頭を下げることも必要でしょう。市役所、区役所、ハローワークなどの行政や色々な専門家に足しげく通って相談することも必要でしょう。
とにかく、従業員や家族を守るんだと決めたら、家を取られようが、財産を無くそうが、最後まで守るべきものを死守することです。
ところで、家庭の危機がスタートの場合はどうするかという問題がありますが、長くなりましたので、次回に。