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仕事の危機と家庭の危機 その1

2014.02.11(18:56) 1319

今日から連続して、「仕事の危機と家庭の危機」との関連についてお話をしたいと思います。主に夫婦で経営をされている方に参考となる内容かと思いますが、サラリーマンの方や主婦の方にも参考になれば幸いです。

仕事と家庭の危機は結構連動しているものです。

パターンは大きく3つあるように思います。

① 仕事の危機 → 家庭の危機

② 家庭の危機 → 仕事の危機

③ 仕事の成功 → 家庭の危機


矢印は、矢の指す方向へ影響が出ていると捉えてください。

①でいいますと、仕事(又は経営)の危機が家庭の危機にまで影響がおよぶというパターンです。

少し具体的に言いますと、経営がうまくいかなくて、会社が倒産するとします。そして、その後、家庭がバラバラになったり、離婚したり、子供が反抗したり、家族の心が荒んでしまうような例です。


これは経営者でなくても、サラリーマンでもあるケースです。

今までは順調に仕事をしていても、市場の環境が急激に変わって、以前のような成果が出せなくなるようなことがあります。

あるいは、転職や人事異動などで職場環境が変わり、うまく順応できなかったり、成果が出せなかったりすることもあります。

そうした仕事での失敗によって、極度に落ち込んで自殺願望を持つこともあります。また、心がすさんできて暴力的になったりして、それが家庭に影響して壊れることがあります。

よくあるケースが離婚です。

収入が減ったり、ストレスが増えたりして、それが家庭内でうまく処理ができずに夫婦喧嘩になってしまったり、相手を責めたりして、結局は離婚してしまうパターンです。

そして、夫婦が喧嘩しているところでは、子供さんが一番つらい目にあいます。

不登校になって引きこもりになったり、暴力をふるうようになったりなど、何らかの不調を訴えることがあるかと思います。

仕事の危機が家庭に悪影響をおよぼすことをお話しましたが、逆に家庭の危機が仕事へ悪影響を及ぼすパターンもあります。

それが②です。

長くなりますので、解決方法を含め、続きは次回に。

古賀光昭のビジネス教室



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仕事の危機と家庭の危機 その2

2014.02.12(12:15) 1320

昨日の続きで、「仕事の危機と家庭の危機」についてお話をします。今日が二回目です。

前回は「仕事の危機が影響して、家庭の危機へと繋がってしまう」ことをお話ししました。今日は逆のパターンで、家庭の危機が仕事の危機になってしまうケースです。

② 家庭の危機 → 仕事の危機

これは、元々あまり夫婦仲がよくなかった場合だと思われます。

離婚するまではいかなかったけれども、結婚当初から、どうも夫婦関係がしっくりといかないという場合です。

そして、こうした夫婦なのですが、夫婦のどちらかが会社設立を提案して(大抵の場合は夫だと思います)、この時は夫婦の意見が一致し、事業を始めます。

しばらくはいいのですが、だんだんと夫婦喧嘩が絶えなくなり、それが経営に影響していきます。

どちらが経営のリーダーシップを取るかで、もめるくらいならまだいいでしょう。


ところが、経営者夫婦が離婚すると、事業をどちらが握るかで争うことも起きます。中には離婚はしたが、役員としては残しておかなければいけないので、そのまま続ける場合もありますけどね。


ただ、最悪なのは、夫婦のどちらかが会社の実印や銀行印を持っていて、一方的に事業やお金を持っていくことです。

配偶者のどちらかが、会社の印鑑すべてを持っていたら、こういうこともあるのだというのは知っておいた方が良いと思います。


また、夫婦仲が悪いケースだけではなく、子供さんが暴れたり、不登校になったりと、子供に関することで家庭に悩みが起きることもあります。

その場合、経営者の場合だけではなく、サラリーマンであっても仕事に影響が出ると思います。

ただし、中には夫がサラリーマンで単身赴任などをして、家のことをほったらかしにして、奥様に子供のことを全部押し付けることもあるでしょう。

そうしたら、奥様の方が精神的に壊れてしまいます。

まぁ、夫の方も家庭の問題から逃げていたら、結果的にはどこかで何らかの”躓き”があると思いますが。


二つのパターンで「仕事の危機と家庭の危機」が強く連動していることを説明しました。


大事なことは、そうした連動がよくある事実なのだと知っておくことです。

仕事の危機、あるいは家庭の危機が来た時には、別の危機を呼び込みやすいのだということを知っておいてください。


次に大事なことは、「負けない戦い」をすることです。

これは、何を守れば最終的に「負けにならないのか」を決め、その線を引くことですね。勝ちではないけれども、ここを守り切ればいいんだというところをはっきりと固めることです。


例えば、昨日書いた①のケースでは、仕事の危機、会社の倒産などが起きたときに、社長として従業員を路頭に迷わせないというのが負けない線かもしれません。

スポンサー企業を見つけてきて、新しい経営者の元で働けるようにしてあげる方法です。


また、自分の家族では、仮に家や財産を失っても、子供に学校だけは通わせてあげるというのもあるでしょう。

あるいは、子供たちの心が荒ばないように、子供たちの人間らしさを守るという負けない戦いもあると思います。


そうした自分なりに立てた「最後の最後に守るべき線、砦」を、どんなことがあっても守ろうと腹をくくることです。

そのためにできることは、「地べたに這いつくばるように」してでも、全てやる気持ちが大切ですね。

下げたくない頭を下げることも必要でしょう。市役所、区役所、ハローワークなどの行政や色々な専門家に足しげく通って相談することも必要でしょう。


とにかく、従業員や家族を守るんだと決めたら、家を取られようが、財産を無くそうが、最後まで守るべきものを死守することです。


ところで、家庭の危機がスタートの場合はどうするかという問題がありますが、長くなりましたので、次回に。

古賀光昭のビジネス教室



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仕事の危機と家庭の危機 その3

2014.02.13(00:36) 1321

昨日は「仕事の危機」(経営の失敗など)が最初に現れたときに、どのように家庭を守るかを書きました。今日は反対に先に家庭の危機がある場合の対処方法です。

前回述べましたように、先に家庭の危機がある場合は、元々夫婦仲がよくないというのが多いかと思います。

考え方の第一は、夫婦間の問題から逃げないことだと思います。

話し合いをするのが面倒だと思うこともあるでしょうし、相手が”どなる”ので話し合いができないということもあるでしょう。

ただ、逃げずにきちんと話をしたほうがいいです。

そして、できれば相手の気持ちを理解してあげることが大切だと思います。

お互いに直せるところは直した方がいいですし、不快な思いをさせているところがあるのなら、それは改めたほうがいいでしょう。

しかし、なかなか自分を変えられないのが人間です。

相手がすぐに変わることを期待するだけではなくて、時間を待ってあげることも大切かと思います。

今はできなくても、時間が経てばできるようになることもありますからね。


色々な危機を夫婦で乗り越えながら、年月が過ぎて、一緒に年も取りながら、それなりに落ち着いてくることもいいものですよ。

なんともいえない充実感があるものです。


また、子供さんの問題などは専門のカウンセラーに相談するといいでしょう。

自分たちでは気がつかない原因があるものですし、専門家に入ってもらわないと解決しにくいことも多々あります。

夫婦の問題もカウンセラーに相談するといいと思いますね。


家庭の問題は、経験したものでないと分からない結構つらいものであります。そして自分たちだけでは解決が難しいものでもあります。

ただ、逃げずに、専門家に相談するなり、誠意をもって相手に接するることが大事かと思います。

そして、すぐに結果を求めようとせずに、時間を耐えることも必要です。自分中心に考えるのではなく、相手を尊重してあげることが大切ではないでしょうか。

次回は、仕事の成功が家庭の危機になるパターンをお話します。

古賀光昭のビジネス教室



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仕事の危機と家庭の危機 その4

2014.02.14(00:02) 1322

仕事の危機と家庭の危機に関して、3回に渡って書いてきました。今日は最終回ですが、③仕事の成功 → 家庭の危機のパターンです。

このパターンは、仕事で成功したのはいいが、家庭が壊れる場合が当てはまります。

一つには、仕事が忙しくなりすぎ家庭を顧みなくなって、家族とうまくいかなくなるということがあるでしょう。

また、仕事の成功によって慢心して、スキができ、女性社員とできてしまったり、外に愛人を持ったりすることがあると思います。

もう一つは、経営がうまくいったので、ついつい能力以上に事業を拡大し、銀行の借り入れが返せなくなるものです。この場合は会社が倒産して、家族が巻き込まれるということになります。


大事なことは、成功している中に、失敗の芽が入っているということです。

人間は大失敗したときにショックで何も考えられないことがありますが、大成功したときにも自分を見失うことがあります。ある意味、有頂天のときの方が危ないと言えるかもしれませんね。

「全て自分の思うとおりにことが運ぶ」と思ったときは危ないといえるでしょう。

成功しているときほど、過信をせず、謙虚に事業をすることだと思います。

倒産する会社は一度や二度は「絶好調期」を経験しています。慢心しないで、心にスキを作らないことですね。


成功しても家庭が壊れたら、家族はつらい思いをします。本人もつらいでしょう。

仕事で成功することも大切ですが、家庭に悪影響を与えないところでの線引きは必要かと思います。

倒産する会社の社長は慢心しているケースが多いですから、順調なときほど自分にスキがないかどうかを振り返っていただくといいと思います。

古賀光昭のビジネス教室



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東京チカラめしの閉店に思う

2014.02.15(00:01) 1323

先日、「東京チカラめし」の店舗が半年で39店閉鎖というニュースがありました。関東圏ではない人には、東京チカラめしのイメージがわかないかもしれませんので、簡単に説明しますね。

東京チカラめしは、吉野家や松屋のようなお店です。

メインは焼き牛丼で、どんぶりの中のご飯の上に焼いた牛肉がのってまして、うなぎのタレのような独特のタレがかかっています。

私は2年前に東京の白山(はくさん)という駅前で食べたのが初めてでした。値段の割には結構おいしいなというのが食べた感想でした。

そして、1年くらいたってからでしょうか、その間食べる機会がなかったんですけど、柏駅前に東京チカラめしができていたので食べてみました。

そしたら、味がまったく変わって美味しくなくなっていました。

「あれ?? 質が落ちてる」と思いました。

それから、ほどなくして、東京の町屋という駅の近くにもあったので、コンサルティングの帰りによって食べてみました。

やっぱり、美味しくなかったです。

「ああ、これはダメだな。もう食べるのを辞めよう」と思うくらい、美味しくなかったですね。2年前に食べたものと、味が違います。

そう思ってたら、店舗閉鎖のニュースが入ってきたので、「そうだろうな」と思ったんですね。


確かに競合企業が「ミート戦略」で、同じような焼き牛丼メニューを出してきたのは痛かったと思います。

しかし、それよりも、味の低下がよくなかったと思いますね。

急激な店舗展開で、社員への教育が出来ないまま拡大を続け、美味しく調理するノウハウがうまく伝わっていなかったのか。

あるいは、コストを下げるために食材の質を落としたか。

おそらく、両方でしょうね。


急激な拡大は企業にとって命取りになるケースが多々あります。

社員の採用が間に合わないこともありますし、社員への教育が行き届かないこともあります。

仕入がうまくいかないことも出てきますし、資金のショートが起きることもあります。

出来れば5年先までの経営計画書を策定して、自社の経営資源がパンクしないところを”数字”で見極めることが必要だと思います。

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『ビジネス番長』 スティーブ・ジョブスさんと松下幸之助さん

2014.02.16(23:15) 1324

今日は本の紹介です。スティーブ・ジョブズさんと松下幸之助さんに関する『ビジネス番長』という本です。

ビジネス番長ビジネス番長
(2013/11/27)
大西 宏

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この本では、スティーブ・ジョブスさんと松下幸之助のエピソードが集められていて、興味深いことが色々と書いてあります。

私が印象に残ったのは、松下幸之助さんが戦後公職追放になり、食べるものにも困り「もう会社もおしまいや」と言ってたとき、労働組合が追放解除の運動をしたことでした。

また、松下幸之助さんは会社の規模が大きくなる段階において、常に自己革新されていたことです。

会社は経営者の自己革新に応じて大きくなるんだなと思いました。


それと、お二人は性格は違うんですが、すごい苦労していますよね。

苦難、困難を乗り越えて、大経営者になっているなと感じました。


人によって関心を持つところは違うと思うので、この本を読まれるとスティーブ・ジョブスさんと松下幸之助さんのエピソードから、きっと何か得るものがあると思います。

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GDP速報値から感じられること

2014.02.17(16:38) 1325

今日は午前中からコンサルティングがあり、モラージュ柏というところで打ち合わせをしていました。コンサルティングが終わったので、少し遅い昼食を取ろうと、フードコートにある「リンガーハット」に行きました。「リンガーハット」は長崎ちゃんぽんのお店です。

私は九州生まれですが、幼稚園のときに兵庫県明石市に引っ越しました。九州人というよりは関西人なんですけど、九州の食べ物は大好きなんですよね。

九州のラーメン、うどん、高菜漬け、からしレンコン、あまおうとか、好きなものがたくさんあります。

長崎ちゃんぽんも大好きな食べ物なんですけど、今日リンガーハットでは、ソフトドリンクしか扱っていませんでした。

店員さんはカウンターの前に立っているんですけど、横に張り紙があって、物流が途絶えてソフトドリンクの提供しかできないと書いてありました。

メニューのパネルの電気を消して、なんとも不思議な光景でしたね。店を閉めてたほうがいいと思うんですけどね。色々と事情もあるのでしょう。

東名高速などが通行止めになり、物流が途絶えると一気にモノが無くなりますね。

前に地震の記事のときにも書きましたが、イザというときはお金よりモノがないのが一番困るわけでして、例えば東京で大地震のような大きな災害があったときに、周辺の県が無事かどうか、物流が途絶えないかどうかは大きなポイントになりますよね。


ところで、内閣府が今日発表したGDP速報値(13年10月~12月)は、市場の予想を大幅に下回りました。GDPの6割を占める個人消費は前期比0.5%増でプラスだったと報道されていました。

しかしながら、冬のボーナス増や消費増税前の駆け込み需要があったのに、これくらいだとしたら少ないように思えます。


推測ですが、特段の大きな買い物をする人がたくさんいるわけではないのでしょう。また、電気代やガソリン代、灯油代などが値上がりしていますし、社会保険料は平成15年から毎年上がっています。これって、ばかになりません。

よほど給料が上がっていない限り、使えるお金(可処分所得)が減っていると感じている人が多いのではないでしょうか。


消費者は消費税が上がるときのために既に節約をしているのかもしれませんね。前から欲しかった特別なものだけを買って、それ以外はなるべく買い控えるような傾向です。

今回のGDP速報値、危険なシグナルですね。

古賀光昭のビジネス教室



2014年02月
  1. 仕事の危機と家庭の危機 その1(02/11)
  2. 仕事の危機と家庭の危機 その2(02/12)
  3. 仕事の危機と家庭の危機 その3(02/13)
  4. 仕事の危機と家庭の危機 その4(02/14)
  5. 東京チカラめしの閉店に思う(02/15)
  6. 『ビジネス番長』 スティーブ・ジョブスさんと松下幸之助さん(02/16)
  7. GDP速報値から感じられること(02/17)
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