昨日の続きです。在庫を持たれる会社では、入庫から出庫を引いて在庫数量を出しておられるところがあると思います。
これは「残高方式」ですね。(入庫-出庫=在庫)
ところが、この残高方式ですと、売れ行き状況がうまくつかめません。
それゆえ、販売予測がしにくく、計画的な発注も難しくなるのです。
そこで有効な方法が、「累計式在庫管理」です。
これは「商品別の商品台帳」だとお考えください。
商品別に、台帳を作ります。
エクセルを使って、左から、「発注」「入庫」「出庫」「在庫」の欄を作ります。
「発注」「入庫」「出庫」は、【日付、摘要、数、累計】の4列をそれぞれ作ります。
「在庫」は一列のままで結構です。
これによって、入庫累計-出庫累計=在庫数を出します。
累計は一会計期間(年度)でも良いですし、商品が誕生してから商品がなくなるまででも結構です。
この累計を使うことによって、「過去にどれだけ売れたのか」が一目瞭然に分かります。
また、その商品が上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのかも分かります。売れ行きの傾向がつかみやすくなるため、計画的な発注ができるのです。
そのほか、累計されているため、仮に今3月末の出庫数が分かっていて、3月単独の売上が知りたいときには、3月末の出庫累計数から2月末の出庫累計数を引けば、3月単独の売上が分かります(出庫が売上のケース)。
経営の数字は傾向を見るのが大切です。
商品がしばらく売れ続ける流れなのか、下火になりつつあるのか等を見なければなりません。
単に今在庫がいくらあるのかではなく、商品の販売傾向と同時につかむことが大事です。
明日は、実地棚卸(じっちたなおろし)についてお話します。
これは「残高方式」ですね。(入庫-出庫=在庫)
ところが、この残高方式ですと、売れ行き状況がうまくつかめません。
それゆえ、販売予測がしにくく、計画的な発注も難しくなるのです。
そこで有効な方法が、「累計式在庫管理」です。
これは「商品別の商品台帳」だとお考えください。
商品別に、台帳を作ります。
エクセルを使って、左から、「発注」「入庫」「出庫」「在庫」の欄を作ります。
「発注」「入庫」「出庫」は、【日付、摘要、数、累計】の4列をそれぞれ作ります。
「在庫」は一列のままで結構です。
これによって、入庫累計-出庫累計=在庫数を出します。
累計は一会計期間(年度)でも良いですし、商品が誕生してから商品がなくなるまででも結構です。
この累計を使うことによって、「過去にどれだけ売れたのか」が一目瞭然に分かります。
また、その商品が上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのかも分かります。売れ行きの傾向がつかみやすくなるため、計画的な発注ができるのです。
そのほか、累計されているため、仮に今3月末の出庫数が分かっていて、3月単独の売上が知りたいときには、3月末の出庫累計数から2月末の出庫累計数を引けば、3月単独の売上が分かります(出庫が売上のケース)。
経営の数字は傾向を見るのが大切です。
商品がしばらく売れ続ける流れなのか、下火になりつつあるのか等を見なければなりません。
単に今在庫がいくらあるのかではなく、商品の販売傾向と同時につかむことが大事です。
明日は、実地棚卸(じっちたなおろし)についてお話します。