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『50歳からの音読入門』 音読のすすめ

2014.01.11(19:18) 1296

今日は本の紹介です。『50歳からの音読入門』です。

50歳からの音読入門50歳からの音読入門
(2012/06)
齋藤 孝

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この中には和漢の古典や文学作品の名文が載っています。

中学校や高校時代に学んだ古典の作品も出てきますが、今の自分だから感じることができるものも多いと思います。

著者の斉藤孝さんいわく「五十歳以降の中高年の方にこそ、自分の人生経験を踏まえて古典に親しみ、日本語の醸す(かもす)情緒を味わっていただきたい。それが後半生を心豊かに生きることにつながると思うのです。」

名文を音読することによって、素晴らしい日本語が心に入ってくると思います。


ところで、私は今年52歳を迎えます。

ひとむかし前だと、あと8年無事に勤めて、定年になる年です。ある意味、人生のゴールを想定して無難に仕事を終えたい、人生を終えたいと考える頃だったのかもしれません。

ところが、私は約5年前に独立し、まだまだこれから事業を展開していこうというところです。人生では秋かもしれませんが、仕事の面では、まだ春なんですよね(^^) 

老け込むどころか、今後の事業を考えたら、緊張してドキドキしている20代の新社会人のようなものです(笑)

これは私だけではなく、同窓の仲間も同じで、転職して新たな職場で頑張ろうとしている人もいますし、75歳まで働けるように新しいスキルを身につけようとしている人もいますし、配偶者の夢を応援している人もいます。

今の50代は、人生の「わび、さび」には似合わないと思います。

ただ、体力が落ちてきたり、時には弱気になったりすることもあると思うんですね。


でも、古典を読むと、「ああ、どんな人も、偉人も同じように苦しみがあったんだなぁ」ということが分かるんですね。

皆様は皆様で、古典を読むと、独自に良いものを感じられると思います。


しめくくりに、この本から、ゲーテの言葉を引用します。


「われわれには理解できないことが少なくない。

生き続けて行け。きっとわかって来るだろう。」


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張良に学ぶ大切な心がけ その1

2014.01.13(18:52) 1297

今日は成人の日でした。新成人の皆さん、まことにおめでとうございます。

今回のブログは、新成人に限らず、30代、40代、50代の人にも参考になる心がけについてお話したいと思います。


司馬遷(しばせん)の『史記』(しき)には、項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)の戦いが描かれていますが、その中に張良(ちょうりょう。字(あざな)は子房)という劉邦の軍師が出てきます。

その張良について表した書物に『留候論』というものがあり、その中に圮上(いじょう)老人との出会いが張良の転機になったと書いてあります。

圮上とは、土橋のほとりのことで、そこで出会った老人のことを「圮上老人」と言います。

張良は始皇帝の暗殺を企てますが、失敗。追っ手を逃れた張良が下邳(かひ)というところに身を隠していたときに老人と出会います。

老人は粗末なかっこうをしていましたが、張良を見ると突然履物を橋の上から放り投げます。

そして、張良に「取って来い」と命じます。

張良は頭にきますが、我慢して取ってきます。

すると老人は「履かせろ」と言います。

張良はまた怒りがこみあげてきますが、ここは我慢のしどころだと思い、履物を老人に履かせます。

老人は一旦立ち去りますが、すぐに戻ってきて、「見どころのある奴だ。5日後の夜明け前、ここにこい」と言い残します。


張良は何の事だか分からなかったのですが、5日後にその橋に行くと、既に老人は来ていました。

老人は「ばかもん、老人を待たせるとは何事か!もう一度、5日後の夜明け前にここに来い」と言って去ります。

5日後、張良は一番鶏と同時に出かけますが、既に老人は待っていました。

「また遅れて来よって! もう一度5日後の夜明け前に来い」と命じます。

そして、5日後、張良は真夜中に起きて、橋まで行きました。

すると老人はニコニコしながらやってきて、「よし、その心がけが肝心じゃ」と言って書物を渡します。

それが太公望(たいこうぼう)の兵法書であり、張良は常に座右において、繰り返し誦読(じゅどく)し、名軍師になったと言います。


ここからが本題になるのですが、長くなりましたので、続きは明日書きます。

<つづく>

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張良に学ぶ大切な心がけ その2

2014.01.14(00:01) 1298

昨日の続きです。蘇東坡(そとうば)の書いた『留候論』では、圮上(いじょう)老人との出会いが張良の転機であったと書かれています。意味するところを意訳してみます。


人間は時として我慢のできないことにぶつかることがある。そんな辱めを受けたとき、剣を抜いて相手に切りかかっていく人がいる。これは匹夫(ひっぷ)のやることであり、ほんとうに勇気があるとはいえない。」


「張良は始皇帝をテロで殺すようなことをしたが、普通であったら殺されていただろう。老人は、匹夫の勇でテロを起こし、危うく死にかけた張良を惜しんだのである。そこで張良を小僧扱いし、鼻っ柱をへし折ってやったのだ。そして、張良が恥辱に耐えるのを見て、将来大事を成し遂げる奴だと見込んだのである。」


「老人は張良にはあり余る才能があることに気づいていた。しかし、大きな度量が欠けていることを心配したのだった。だから、小さな怒りに耐えて、大きな謀(はかりごと)をめぐらすように仕向けたのである。」


「劉邦が勝利し、項羽が敗れたのは辛抱できるかどうかの差だった。項羽は辛抱できなかった。しかし、劉邦はよく辛抱して項羽が疲れるのを待った。そのように劉邦を説得し仕向けたのは軍師の張良だった。」



長い紹介になりましたが、私がいわんとするところはご理解いただけたかと思います。

”辛抱”や”耐えしのぶこと”の大切さを言っているのですね。


これは戦のある時代だけではなく、どんな時代においても大切な心がけだと思いますし、ビジネスや人生においても大切なことだと思います。

参考になりましたら幸いです。

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問題は自分への合図

2014.01.15(10:45) 1299

今日は経営者向けのお話です。ただ、社員の方や主婦の方にも参考になると思います。

経営をしていますと、日々いろいろな問題が起こりますね。

ただ、その問題を単に問題として考えるだけではなく、「社長の考え方を変えましょうという合図」だと考えられないでしょうか?


別の面から説明しますね。

お正月では、よく「縁起(えんぎ)を担ぐ」とか、「縁起が良い」など、「縁起」という言葉が良く使われます。この縁起、仏教の「因縁生起」(いんねんしょうき)の略です。

因縁生起とは、あらゆるものは、「因」(いん)という直接の原因と、「縁」(えん)という間接的な条件が関係しあって生じているという考え方です。


植物に例えますと、因は植物の種にあたります。縁は、土、太陽の光、水などです。そして、生起は結果として花が咲くということになります。

種がバラの花だと、条件が整えばバラの花が咲きます。チューリップの種だと、チューリップの花が咲きます。別の花が咲くことはありません。

ポイントは種の種類が結果を決めていることです。

これを会社を例にして当てはめますと、因にあたるものが、社長の考え方(心)です。そして、縁がマネジメントの内容になります。生起は、結果として起きたことです。



仮に、人事制度を作って導入したら、社員から凄い不満が出たとします。

この社員の不満が生起(結果)だとしたら、人事制度を設計し、社員に説明して、導入したところが縁になります。

では、因は何かというと、社長(経営トップ)の人事への考え方であり、社員への思いになります。社員に対してどうしてほしいと思っているのか、その考えそのものが因となるのですね。


それゆえ、何か問題が生じているときには、社長自身の思いの中に
「何か思い違いをしていることがあるのではないか」、
「何か足らないところがあるのではないか」、
「利己的なことを考えているのではないか」など、
何かの合図かもしれませんので、自分のうち(心)を振り返ってみると良い
と思います。


問題というピンチを、自分を振り返る糧(かて)にしていけば、どんどん成長していけます。

これほど得なことはありません。

ぜひ問題を活かしてくださいね。

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正しい在庫管理について その1

2014.01.18(16:10) 1300

今回は経営者向けの商品の在庫管理についてお話しします。

在庫管理に会計ソフト(在庫管理システム)を使っている会社も多いでしょう。

ただ、私も今まで色々な会社を見てきましたが、有効に在庫管理をしている会社は少ないかと思います。


まず、在庫管理では、「総在庫金額」だけを見てはいけません。

なぜなら、死に筋商品、いわゆるデッド・ストックが必ず在庫には含まれているからです。

総在庫金額が多い理由で、単純に一律に在庫を減らすと、売れ筋商品の品切れを起こしかねません。


そこで、最初にデッド・ストックを処分してください。

これは現場に任せるだけではなく、経営トップの判断が必要なときもあります。

実地棚卸のときに経営トップは実棚を見に行って、不要なものを捨てるように明確に指示することです。ほっておくと、全く売れる予定のないものが倉庫に積みあがってしまいます。



デッド・ストックの廃棄処分ができましたら、有効在庫については個々に在庫基準を決定します。

ここで気を付けることは、在庫基準は締日現在の在庫だということです。

仕入先への支払が15日締めの翌月末日払いだったら、15日現在の在庫金額になります。

だから、在庫基準は高くはなりません。

なぜなら、15日現在の在庫は一日分が理想で、翌日16日に一か月分を仕入れるのがベストだからです。

一日の違いで、支払が(この場合は)45日違うので、支払締日前に売れない分まで大量に仕入れるようなことをしてはいけません。

これは、考えてみると当たり前のことなのですが、意識していない社員も結構います。

社員に任せっきりにしていると、資金繰りがマイナスに働くことがあります。

締日を意識して仕入するだけで資金繰り改善につながるので、社員にはきちんと意識させることが大切です。

明日は「累計式在庫管理」について説明します。

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正しい在庫管理について その2

2014.01.19(13:37) 1301

昨日の続きです。在庫を持たれる会社では、入庫から出庫を引いて在庫数量を出しておられるところがあると思います。

これは「残高方式」ですね。(入庫-出庫=在庫)

ところが、この残高方式ですと、売れ行き状況がうまくつかめません。

それゆえ、販売予測がしにくく、計画的な発注も難しくなるのです。


そこで有効な方法が、「累計式在庫管理」です。

これは「商品別の商品台帳」だとお考えください。

商品別に、台帳を作ります。

エクセルを使って、左から、「発注」「入庫」「出庫」「在庫」の欄を作ります。

「発注」「入庫」「出庫」は、【日付、摘要、数、累計】の4列をそれぞれ作ります。

「在庫」は一列のままで結構です。

これによって、入庫累計-出庫累計=在庫数を出します。

累計は一会計期間(年度)でも良いですし、商品が誕生してから商品がなくなるまででも結構です。

この累計を使うことによって、「過去にどれだけ売れたのか」が一目瞭然に分かります。

また、その商品が上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのかも分かります。売れ行きの傾向がつかみやすくなるため、計画的な発注ができるのです。

そのほか、累計されているため、仮に今3月末の出庫数が分かっていて、3月単独の売上が知りたいときには、3月末の出庫累計数から2月末の出庫累計数を引けば、3月単独の売上が分かります(出庫が売上のケース)。

経営の数字は傾向を見るのが大切です。

商品がしばらく売れ続ける流れなのか、下火になりつつあるのか等を見なければなりません。

単に今在庫がいくらあるのかではなく、商品の販売傾向と同時につかむことが大事です。

明日は、実地棚卸(じっちたなおろし)についてお話します。

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正しい在庫管理について その3

2014.01.20(22:14) 1302

在庫管理について、今日が最終回です。

今回は、実地棚卸(じっちたなおろし)についてお話します。

実地棚卸とは、商品を保管している場所に実際に行って数え、帳簿の数と合っているかどうかをチェックする作業です。

帳簿との数が違うときは、現実にある個数が正しいことになるので、帳簿を現実の数に合わせることになります。

この数が合わないときには、原因をきちんと究明しておくことです。

業務フローが悪いのか、発注の仕方が悪いのか、仕入先と何か隠された問題があるのか分かりませんが、何らかの貴社の課題が現れていると思われます。

対策を立てることが必要です。



さて、実地棚卸に関しては注意すべき点があり、一つは実施する間隔です。

年に一度の棚卸をしている企業は多いと思いますけれど、年に一度では少なすぎます。

半年に1回でも少ないでしょう。

最低は3カ月に1回、つまり四半期に一度はしないといけないと思います。

あまりに倉庫が整理されていなくて、帳簿との数が合わないものが多いようでしたら、最初は月に1回実地棚卸をして、「整理整頓」を徹底して指導した方がよいでしょう。

また、倉庫は汚くなっているケースも多いので、清掃ができているかのチェックもした方がいいです。


それから2点目は、前々回に書きましたように、経営トップが要らない在庫品を処分するように指示することです。

全く売れないものが、倉庫の隅や奥でホコリをかぶって何年も置いてあることがよくあります。

売れないものを置いておくスペースは無駄です。

また、それらの商品は資産になるので、利益が余分に出ていることになります(それだけ多く税金を払うことになります)。

売れないものは、バッサリと廃棄することです。

なお、売れ行き動向については、前回書いた「累計式在庫管理」で数字を見るとつかめますので、それを参考に市場を見ながら判断すると良いでしょう。


以上にて、在庫管理についてのお話は終わります。 何かの参考になりましたら幸いです。

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2014年01月
  1. 『50歳からの音読入門』 音読のすすめ(01/11)
  2. 張良に学ぶ大切な心がけ その1(01/13)
  3. 張良に学ぶ大切な心がけ その2(01/14)
  4. 問題は自分への合図(01/15)
  5. 正しい在庫管理について その1(01/18)
  6. 正しい在庫管理について その2(01/19)
  7. 正しい在庫管理について その3(01/20)
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