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入社3年間は賞与、昇給に差をつけない

2012.06.09(22:37) 1100

もうすぐ夏の賞与の時期だと思います。現在、賞与を含めた人事考課を実施している会社も多いのではないでしょうか。

賞与の人事考課について経営者の方にアドバイスしたいと思います。

それは中途を含めて、新入社員の賞与、昇給に3年ほど差を付けないことです。

会社側といいますか、評価をする側は、新卒の新入社員でも、中途入社社員でも、最初の賞与あるいは二回目の賞与で差をつけようとします。

たとえば、「彼はいつも元気がいいから、1ポイントプラスしてあげよう」とか、「彼女はいつもきちんと挨拶するから、1ポイントプラスだね」とか、「いつもよく頑張っているから」とか、様々な理由で賞与にほんの少し差をつけようとします。

これが良くないんです。

私も若い頃のサラリーマン時代に嫌だったのが、この「小さな差」なんですね。

「小さな差」なんですけど、他の社員より数万円“多くもらう”、あるいは“もらわない”で腹を立てるのが社員なんです。

自分もそれなりに成果を上げていると思っている人は、「たった数万円しかプラスされないの」と思います。

あるいは、評価が低く、ほんの数万円もらえる額が少なくなった人は、「こんだけ頑張っているのに、なんで評価が低いのだ」と怒り出すのです。


そこで考えられる方法として、明らかな差ができるまでは同じ賞与を出すという方法です。

誰が見ても明らかにこちらが上。野球でいうと、誰が見ても「こいつがレギュラー」みたいなものでしょうか。

それくらいはっきりと差が出たら、賞与も大きく差をつける。

はっきりと差が出るまでは、少々プラスが多くても賞与も昇給も同じにしておくことです。

目安としては3年くらいかと思います。3年経てば、成果を上げる人と成果を上げていない人ははっきりと分かってくるでしょう。

それゆえ入社のときに「当社は入社3年間も評価はするが、賞与・昇給は同じとします。」と説明しなければなりません。

「人材を3年間、じっくり見させていただいて、4年目からはっきりと差をつけます。」と言えばいいと思います。


小さな差をつけることは、かえって大きく社員の自尊心を傷つけることになることを知っておいていただきたいと思います。

古賀光昭のビジネス相談



2012年06月09日
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