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落合監督 負けない努力が勝ちにつながる

2012.05.28(11:27) 1089

私の顧問先の社長様が薦めていた本に落合博満元監督の『采配』があります。読んでみましたら、とても面白かったです。

采配采配
(2011/11/17)
落合博満

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その中で、次のような問がありました。

0対1で負けた試合が3回続いた(自軍は三試合連続無得点)。

ミーティングを開いて監督して何と言うか?という問です。(まるで少し前の阪神タイガースみたいです(笑))


さて、皆様なら、選手に何と言葉をかけるでしょうか?

「こら、バッター!いい加減にせえ!」と精神論を言いますか?

それとも、「4番、お前が一番悪い!」と個人を攻撃するでしょうか?

「バッター、もっと工夫しろ!」と言って、具体的なアドバイスですかね?



落合監督の言葉は全然種類が違っています。投手陣を集めて、次のように言うそうです。

「打線が援護できないのに、なぜ点を取られるんだ。おまえたちが0点に抑えてくれれば、打てなくても0対0の引き分けになる。勝てない時は負けない努力をするんだ


この言い方の底には2つの考えがあります。

一つは、「野球の勝敗の80%を投手が握っている」ことから、落合監督は「打線の調子を踏まえた上で勝てる仕事をしてもらいたい」という考えです。

要は6、7回で3点に抑えたら投手は仕事をしたではなく、自分の打線との兼ね合いを含めて試合に勝てるピッチングをすることが大切なんだということですね。

10点打線が取れば、たとえ投手が9点に抑えても投手は仕事をしたことになりますし、逆に投手が1点に抑えても打線が0点だったら試合は負けなので、投手は仕事をしたといえないという落合監督の考えです。

もう一つの考えは、野手だけ集めてミーティングをすると投手はチームとしての敗戦を正面から受け止めなくなるし、今後同じようなことがあっても「悪いのは野手陣だろう」と思うようになり、投手陣と野手陣の相互信頼が失われていくというものですね。

そして落合監督は次のように述べています。

「負けない努力が勝ちにつながる」


人生においても、勝ち負けのようなことは言われます。

ただ、単に勝ち組になろうとするだけではなく、しんどい人は負けない戦い方もあるんではないでしょうか。

ここまでいったら完璧な負けというのがそれぞれあると思います。

そうならないように「負けない戦いをする」ことですね。

(『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリーみたいなものです(笑)。)

自分で「ここまでいったら負け」のような線を引いて、そこまではいかないような戦い方を考えてみましょう。

勝とう勝とうとするとしんどいですけど、厳しい時代は負けないことも大事ではないでしょうか。

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2012年05月28日
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