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現金預金が減る節税はなるべくしないでください

2012.01.18(12:15) 991

3月決算の会社様も多いかと思いますので、早めに節税についてアドバイスを書きたいと思います。

それは「現金預金が減少する節税はなるべくしないこと」です。


以前のブログより何度も書いていますが、世界経済が緊迫しています。

それで1月14日のブログに「長期で借入金を借りる」ようアドバイスを書きました。資金の余裕を少しでも持っておく為です。

売上が突然半分になったり、売上のほとんどを占めている得意先が倒産することも可能性としてあります。

雨が降る前に傘を銀行から借りておいた方が良いのです。それで先日書きました。


さて、今日は節税の話題です。

決算前で利益が出ますと税務署に税金を払いたくない(お気持ちはよくわかります)ために、できるだけ出費をして払う税金を減らす会社様も多いかと思います。

しかし、今年は世界経済の危機(大恐慌)が日本にも及ぶ可能性がありますので、キャッシュアウトの伴う節税はできるだけ控えていただきたいのです。

話を分かりやすくするために、単純な数字で説明します。

1000万円の所得が決算で出そうだとします。税率を40%としますと、このまま何もしないと400万円の税金を納めることになります。

税金の支払を避けるため、極端ですが900万円を使ったとしましょう。すると、所得が100万円になりますから、税金は40万円です。税金は10分の1に減りました。

ところが会社から出ていくお金は、後者は940万円です。

400万円 < 940万円
(税金)   (900万円の支出と税金40万円)


つまり税務署に払う金額は減っていますけど、会社から出ていくお金は大きくなるのですね。

もちろん税務署に払うより、社員に支払ってあげたほうが社員のモチベーションも上がりますし、会社設備を良くしたりもできるので、金額だけで単純比較できるものでないことは理解しています。

ただ、今年から5年間くらいは、資金に余裕を持っておいてもらいたいので、不要不急のキャッシュアウトは避けていただくのが良いと思います。

古賀光昭のビジネス教室



2012年01月18日
  1. 現金預金が減る節税はなるべくしないでください(01/18)