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今すぐ「長期借入金」を借りて下さい

2012.01.14(00:01) 988

以前ブログに「デフレ期はインフレ期とは真逆の方法を取らなければならない。インフレ期は、お金の価値が毎年下がっていくので借金をして事業を拡大していけばいいが、デフレ期には企業は借金をせずに無借金経営を目指すべきである。」と述べました。

しかし、2012年は世界大恐慌も予測されます。無借金のダム経営(松下幸之助さんがとなえた経営方法。普段から資金を蓄えておくこと)が理想としても、今年の経済激変に間に合わない会社が多いでしょう。

また、決算日を迎えると税金を納めないといけないので、内部留保もできないということもあるでしょう。

そこで次善の策とはなりますが、あえて前言を撤回し、今年は「借金をすること」をお勧めしたいと思います。


世界情勢が本格的に緊迫する前に、できるだけ「長期借入金」を借りて下さい。

できれば社長様の連帯保証のない形で、長期借入金を銀行に交渉して下さい。

もし銀行が貴社に「借りて下さい」と営業に来ているのなら、それをうまく利用して有利に借りてください。

銀行は黙っていると短期借入金を進めてきます。

必ず長期で借りるようにして下さい。長期の方が、財務が安定します。


今年はリーマンショック後よりも、ひどいことが起きるかもしれません。それに備えて少しでも多くのキャッシュ(現金)を持っておいて下さい。

借金に抵抗がある方は、「実質無借金経営」でも良いです。「実質無借金経営」とは、手元の現預金と有価証券で借入金を返せる範囲でお金を借りる事です。

この「実質無借金経営」ですと、返せるお金がありながら、それと同額のお金を借りるので一見むだなように見えます。

しかし、銀行に儲けさせながら銀行からの信用を厚くしていくこともできますし、2012年の激変期に余裕ある資金を持つことができるのです。


また、利益を出して内部留保する方法と借入では時間に大きな差があります。

例えば、税引前利益が1000万円の会社は税金を約40%納めて600万円が会社に残ります。されど、税引前利益が1000万円あれば、5倍の5000万円の借入が可能になります。

600万円のお金を毎年貯めていくのが内部留保による無借金経営になりますけど、銀行から借り入れれば600万円の約8倍の5000万円の資金を手に入れることができるのです。

内部留保で8年かかるところを、銀行へ支払利息を払うことで8年の時間を数ヶ月の時間に短縮することができるのです(銀行の審査と振込までの期間です)。

8倍のスピードで時間を買えるのなら、大きいと思います。


世界情勢が「やばくなる」と銀行も貸し渋りだすと思います。

最優先事項として、資金の手を打ってください。今なら十分間に合います。

古賀光昭のビジネス教室



2012年01月14日
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