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2012年の予測 その3 中国について

2012.01.07(18:16) 981

2012年の予測(予言ではありませんよ)の3回目は、中国についてです。

中国は昨年既にバブルが崩壊し始めていると考えられます。以前のブログにも申し上げましたが、バブル崩壊というのは当事者はもちろん、周りの人もバブルがいつ崩壊したのかは分からないものです。

時間が経って「ああ、あの時がバブル崩壊の始まりだったんだ。」となるのが、日本でバブルを経験した私の感覚です。

それゆえ昨年にバブルが崩壊したとしても中国の人は分からない方がほとんどだと思います。

しかし、数字にはそれらしい数字が現れだしました。

一つは5日の産経新聞に載っていました。2011年11月の中国粗鋼生産量が前年同月比0.6%減、前月比では8.8%減と6ヶ月連続のマイナスとなった模様です。

粗鋼生産量は自動車や住宅市場の需要に直結していますので、中国での経済の減速がはっきりとこの数字に現れていると思います。

またもう一つは6日の日経に載っていました。中国の建設機械の販売が失速しているという記事です。代表的な油圧ショベルの販売台数は2011年は前年比4%前後の伸びにとどまり(2010年は前年比70%の伸び)、急減速している模様です。

建設機械はインフラ整備に欠かせないものなので、その売上が急減しているということは、鉄道や住宅の投資が減っていることを意味しています。

中国は総固定資本形成(=民間住宅投資+民間企業設備投資+公的固定資本形成)がGDPに占める割合は2010年で46%もあります。

中国の投資が減っていくと総固定資本形成も減っていくため、中国のGDPが伸び悩やむ、あるいは減少することになりますね。

そうなるとGDPはその国の国民の給料に直結しますから、中国の人の給料が増えないことになってしまいますね。

中国の雇用の8割は中小企業が担っていると言われています。
財務体質の弱い中小企業から雇用を切っていくかもしれません。

中国の失業者数は正確な数字はないのですが、億単位でいると言われています。その数が増えれば暴動も増え、社会不安が広がるでしょう(日本のような失業保険、セーフティーネットはありません)。

富裕層や海外の企業は中国から逃げ出すでしょう。

といいますか、日本の企業は中国から撤退した方がいいでしょうね。日本から物を輸出して売るのはいいですが、生産拠点は置かないほうが良いと思います。そうした時期かなと思いますね。
<続く>

古賀光昭のビジネス教室



2012年01月07日
  1. 2012年の予測 その3 中国について(01/07)