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重大ニュース、アメリカがアジア太平洋地域を最優先すると宣言

2011.11.17(13:26) 941

要注目の記事が入って来ました。アメリカのオバマ大統領がオーストラリアの議会にて、安全保障政策をアジア太平洋地域を最優先にすると宣言したことです。

http://www.asahi.com/international/update/1117/TKY201111170144.html

これはとても重要なことで、財政難のアメリカが日本を中心としたアジアによって復興をしようとしていることと、中国を過去のソ連のような仮想敵国として明確に位置づけたと言えるでしょう。

ほんの数年前には中国様様みたいだったアメリカが、アジア太平洋地域のリーダーになるというのですから、大変な方針転換だと思います。

同時に「ユーロ圏はユーロ圏およびEUでやってね」、ということですね。アメリカにはもはやユーロを救う力も財力もないと思われます。

ま、この戦略はアメリカにとって、「これしかない」戦略でしょうね。アメリカの今の力では世界中の面倒をみることは不可能です。面倒を見るどころか、アメリカ自体が自らの生き残りをかけた地域戦略を取らなくてはいけなくなっています。

そうなると、アメリカの復興を助けることができる唯一の国は日本ですし、市場としてはアジア新興国になるでしょう。私が言うと偉そうですが、アメリカの戦略は正解だと思います。


これは予測ですが、世界の流れは保護主義に向かうでしょうね。自国の利益を極端に優先し、地域によってブロック経済をしていくと思います(その流れの一つがユーロだと思います)。

TPPは「平成の開国」と言われていますが、実際にはアメリカによるブロック経済ですね。アメリカが生き残りをかけて日本、中国に挑んできている気がします。

しかしアメリカが仕掛けるブロック経済(TPP)によって、更にドル安になるでしょうね。

極端な言い方をすると「アジア太平洋地域以外は知らんよ。」とアメリカが宣言したわけですから、そのような国の通貨(ドル)を基軸通貨として使う理由がなくなってきます。

おそらく中国もドルではなく、円を買う動きをするでしょうし、世界の国もドルを手放し円を持つ動きを取るでしょう。もちろん徐々にですが、確実にそのように動くと思います。

国債貿易の決済も円建てが増えるでしょうね。外国も値打ちが落ちていくドルよりも円で決済した方がいいので、円建てにしてくれというところが増えるでしょう。

アメリカと中国がこれからどうなるのかについての予測については改めて書くことにします。

それにしても大きなニュースでした。

古賀光昭のビジネス相談



2011年11月17日
  1. 重大ニュース、アメリカがアジア太平洋地域を最優先すると宣言(11/17)