ネクスト・ソサエティへの備えの基本になることは、政府(政治)や行政を当てにしないことです。国や市の公共機関が何かやってくれることを前提に考えるのではなく、自分達の力で生き筋を見つけていく(自助努力)考えを持つことだと思います。
といいますのも、政治は今後大きな政策判断を間違える可能性があります。また、税収が減っていくと予測されるので、満足なサービスやセーフティーネットがどこまで出来るか分かりません。
それゆえ、ネクスト・ソサエティでは、うまく行かなかったときに「たまたまセーフティーネットがあった、儲けもの」、位の考えで丁度いいと思います(現在の日本ではセーフティーネットは様々にありますから、手はあります)。
要するに「自分達で生きる道を切り開く意志が、知識社会であり、少子高齢化社会のネクスト・ソサエティでは必要である」ということですね。
『中小企業白書』によると企業の廃業率は6.2%です。「会社の寿命」は平均16.6年になります。おそらく、これからは更に企業の寿命が短くなるでしょう。
逆に年金を貰える額は減り、貰えるようになる年齢も上がっていくので、「労働者としての寿命」は70歳や75歳までに伸ばさなければならなくなるでしょう。
20歳くらいから働くとして、50年以上何らかの仕事をして収入を得なければ生活ができないわけです。
今、どこかで働いて収入があるの人も安穏としていてはだめです。
45歳未満の人は、今の会社がそのままの姿で残って、65歳まで同じように働けると考えないほうが良いでしょう。倒産したりリストラがあったりして転職をするなり、雇用形態が変わるなり(契約社員など)、非常勤やパートタイムの掛け持ちを経験する人の方が多くなるでしょう。
仮に運が良くて定年の65歳まで職がある人でも、その後10年ほどは数社を渡り歩いて仕事をしなければならなくなるのです。
「とにかく働くことが好きだ!」という人はいいです。でも、そんな人ばかりではありません。
そこで大切になってくるのは人生観や価値観です。
自分自身がしっかりとした価値観や人生観を持って、それに基づいた働きを続けないと良い仕事もできませんし、仕事自体が苦痛になるでしょう。生きていくことも苦痛になるはずです。
「自分が何によって貢献していきたいのか、何がしたいのか」に“素直に従って仕事をしていくべき”だと思います。自分が価値を感じるものに対して知識を得ることを惜しまず、努力を続けていくことです。
そうでなければ、年齢を重ねて仕事を変えて働いていくことはできません。
そしてネクスト・ソサエティ全体でも、大事な価値観を人々は共有すべきだと思います。
それは、「相手をわかってあげる」ことです。「理解してあげる」こと「分かり合うこと」です。
自分の周りに見える他人には色々な事情や家庭環境を抱えて人生観を持って生きています。その相手の気持ちや考え方を分かってあげること、理解してあげることが、とても大切だと思います。
それは相手を全て肯定して、反対に自己否定するという意味ではありません。
場合によっては、相手を理解した上で注意をしたり、叱ったりすることも必要です。
自分自身に対しても尊い思いは持ちながらも、相手をことを分かってあげた上で接していくことです。
それがギズギスした競争社会を少しでも緩和する価値になるのではないかと私は思っています。
<続く>
といいますのも、政治は今後大きな政策判断を間違える可能性があります。また、税収が減っていくと予測されるので、満足なサービスやセーフティーネットがどこまで出来るか分かりません。
それゆえ、ネクスト・ソサエティでは、うまく行かなかったときに「たまたまセーフティーネットがあった、儲けもの」、位の考えで丁度いいと思います(現在の日本ではセーフティーネットは様々にありますから、手はあります)。
要するに「自分達で生きる道を切り開く意志が、知識社会であり、少子高齢化社会のネクスト・ソサエティでは必要である」ということですね。
『中小企業白書』によると企業の廃業率は6.2%です。「会社の寿命」は平均16.6年になります。おそらく、これからは更に企業の寿命が短くなるでしょう。
逆に年金を貰える額は減り、貰えるようになる年齢も上がっていくので、「労働者としての寿命」は70歳や75歳までに伸ばさなければならなくなるでしょう。
20歳くらいから働くとして、50年以上何らかの仕事をして収入を得なければ生活ができないわけです。
今、どこかで働いて収入があるの人も安穏としていてはだめです。
45歳未満の人は、今の会社がそのままの姿で残って、65歳まで同じように働けると考えないほうが良いでしょう。倒産したりリストラがあったりして転職をするなり、雇用形態が変わるなり(契約社員など)、非常勤やパートタイムの掛け持ちを経験する人の方が多くなるでしょう。
仮に運が良くて定年の65歳まで職がある人でも、その後10年ほどは数社を渡り歩いて仕事をしなければならなくなるのです。
「とにかく働くことが好きだ!」という人はいいです。でも、そんな人ばかりではありません。
そこで大切になってくるのは人生観や価値観です。
自分自身がしっかりとした価値観や人生観を持って、それに基づいた働きを続けないと良い仕事もできませんし、仕事自体が苦痛になるでしょう。生きていくことも苦痛になるはずです。
「自分が何によって貢献していきたいのか、何がしたいのか」に“素直に従って仕事をしていくべき”だと思います。自分が価値を感じるものに対して知識を得ることを惜しまず、努力を続けていくことです。
そうでなければ、年齢を重ねて仕事を変えて働いていくことはできません。
そしてネクスト・ソサエティ全体でも、大事な価値観を人々は共有すべきだと思います。
それは、「相手をわかってあげる」ことです。「理解してあげる」こと「分かり合うこと」です。
自分の周りに見える他人には色々な事情や家庭環境を抱えて人生観を持って生きています。その相手の気持ちや考え方を分かってあげること、理解してあげることが、とても大切だと思います。
それは相手を全て肯定して、反対に自己否定するという意味ではありません。
場合によっては、相手を理解した上で注意をしたり、叱ったりすることも必要です。
自分自身に対しても尊い思いは持ちながらも、相手をことを分かってあげた上で接していくことです。
それがギズギスした競争社会を少しでも緩和する価値になるのではないかと私は思っています。
<続く>
世界を変える若き企業家たちへ
ネクスト・ソサエティについて述べてきたわけですが、次の異質な社会は知識社会になるので、結局、日本人は知識を売ることを考えるべきなんですね。
ここでやっと円高の話に戻ります。
円高がなぜ強みになるかというと、日本人が今まで得てきた知識を海外で教えるビジネスがやりやすくなるからです。
新興国は日本のような先進国と同じような道を辿ります。それゆえ、新興国に行って実際に見てみると、これから何が流行るか、必要とされるようになるか、大体分かるはずです。
日本は世界の最先端を一応は走っていますから、日本が体験したことや乗り越えてきた知識は海外で必ず役に立ちます。
海外で新しい事業のコンサルタントをするのも良いでしょうし、いっそのこと海外で雇われ社長になって、事業経営をするのも良いでしょう。
勝ちやすき市場に出向き、勝つのが上策です。そのためには円高は追い風になるのです。
海外ではまだまだ人口が拡大して大きく発展する国がたくさんあります。日本人が力を発揮できる場はたくさんあるはずです。
あるいは、円高を利用し海外の有望企業を買収する手もあります。
円高、円高と悲鳴を上げるのではなく、発想を逆にして、もっと円を強くして、海外の有望企業を買って日本に本社を置き雇用を増やす方法もあります。
ネクスト・ソサエティの日本は少子高齢化社会ですから、経済の大きな発展を期待できません。
また日本国内では激しい競争が続きます。
しかし、発想を変えてみれば、海外には有望な市場はありますし、日本人の技術力や知識、時代の先を行っている強みがあります。
日本の漫画や映画、音楽でしたら、世界中で通用するでしょう。
日本のコンテンツは世界一だと思いますから、まだまだ海外に大きく広がる可能性があります。
日本では当たり前のものが世界にはありません。
それらを教室で教えていくことも良いでしょうし、経営の形で教えていくことも良いでしょうね。
ネクスト・ソサエティの日本から世界に旅立ってビジネスをするには円高は強みになるでしょう。
(語学が苦手だという人は心配要りません。強い円を使って通訳を雇えば良いのです)
それから、大恐慌時には教育ビジネスが流行ったそうです。ネクスト・ソサエティも社会人教育のビジネスはもっと広がると思われます。
なぜなら、知識社会では知識は常に陳腐化するため、知識の吸収を怠ることはできないからです。
日本では資格系の学校がほとんどだと思いますけど、資格だけではなくビジネスに活かせるような交渉力、判断力、コミュニケーション能力等を実践的に教えてくれるようなスクールや、社会人になっても頭の良くなるような指導をしてくれる塾などが流行るかもしれません。
怪しい所ではなく、システマティックに地頭を良くしてくれる学校や人間性を高めてくれるようなスクールも可能性があると思います。
今までは本を読んで個人で学んでいたことを、システマティックに教えてくれるパブリックなスクールは発展の可能性が高いでしょうね。
<続く>
ここでやっと円高の話に戻ります。
円高がなぜ強みになるかというと、日本人が今まで得てきた知識を海外で教えるビジネスがやりやすくなるからです。
新興国は日本のような先進国と同じような道を辿ります。それゆえ、新興国に行って実際に見てみると、これから何が流行るか、必要とされるようになるか、大体分かるはずです。
日本は世界の最先端を一応は走っていますから、日本が体験したことや乗り越えてきた知識は海外で必ず役に立ちます。
海外で新しい事業のコンサルタントをするのも良いでしょうし、いっそのこと海外で雇われ社長になって、事業経営をするのも良いでしょう。
勝ちやすき市場に出向き、勝つのが上策です。そのためには円高は追い風になるのです。
海外ではまだまだ人口が拡大して大きく発展する国がたくさんあります。日本人が力を発揮できる場はたくさんあるはずです。
あるいは、円高を利用し海外の有望企業を買収する手もあります。
円高、円高と悲鳴を上げるのではなく、発想を逆にして、もっと円を強くして、海外の有望企業を買って日本に本社を置き雇用を増やす方法もあります。
ネクスト・ソサエティの日本は少子高齢化社会ですから、経済の大きな発展を期待できません。
また日本国内では激しい競争が続きます。
しかし、発想を変えてみれば、海外には有望な市場はありますし、日本人の技術力や知識、時代の先を行っている強みがあります。
日本の漫画や映画、音楽でしたら、世界中で通用するでしょう。
日本のコンテンツは世界一だと思いますから、まだまだ海外に大きく広がる可能性があります。
日本では当たり前のものが世界にはありません。
それらを教室で教えていくことも良いでしょうし、経営の形で教えていくことも良いでしょうね。
ネクスト・ソサエティの日本から世界に旅立ってビジネスをするには円高は強みになるでしょう。
(語学が苦手だという人は心配要りません。強い円を使って通訳を雇えば良いのです)
それから、大恐慌時には教育ビジネスが流行ったそうです。ネクスト・ソサエティも社会人教育のビジネスはもっと広がると思われます。
なぜなら、知識社会では知識は常に陳腐化するため、知識の吸収を怠ることはできないからです。
日本では資格系の学校がほとんどだと思いますけど、資格だけではなくビジネスに活かせるような交渉力、判断力、コミュニケーション能力等を実践的に教えてくれるようなスクールや、社会人になっても頭の良くなるような指導をしてくれる塾などが流行るかもしれません。
怪しい所ではなく、システマティックに地頭を良くしてくれる学校や人間性を高めてくれるようなスクールも可能性があると思います。
今までは本を読んで個人で学んでいたことを、システマティックに教えてくれるパブリックなスクールは発展の可能性が高いでしょうね。
<続く>
世界を変える若き企業家たちへ
「ドラッカーと一倉定、そしてネクスト・ソサエティ」と題して9回に渡って書いてきましたが、今回が最終回です。
今までの内容を三点にまとめておきます。
1.中小企業はドラッカーよりも、一倉定さんの経営理論を参考にすると良い
(従業員数500人未満が目安)
ただし、インフレ時代の理論なので、いくつか考慮すべき点はある。
2.日本のネクスト・ソサエティ(次の社会)はデフレが基調であるので無借金経営を目指すべきである。(ただし、世界大恐慌などが起きる局面では、資金余裕を持つことを優先して長期借入金を早めに借りておくようにする)
外注や外部専門家、アウトソーシングを使って固定費を下げるのも一つの方法である。
3.ネクスト・ソサエティはバラ色の未来ではなく、ギスギスした社会だと予測される。
それは少子高齢化社会であり、知識社会であり、競争社会である。
さて、ネクスト・ソサエティでは、誰もが勝者になるチャンスはありますが、同時に誰もが簡単に敗者になる社会でもあります。
自分の考える成功が一つしか無い、「これだけが自分の成功だ!」と思い込んでいる人は、つらいと思います。
人から尊敬される地位につきたいとか、お金をたくさん稼ぎたいとか、色々な目標なり欲はあると思うんです。それはそれで必要な部分はあると思いますが、もしそれが達成出来なかったとしても、「自分の人生はダメだ」とか、「自分は人生の敗者で終わりだ」などと思い込まないでいただきたいのです。
経済的な成功を得ることは尊いですけど、仮に経済的な成功を得ることができなくても、それはそれで立派な人生を生きていくことはできるのです。
会社で成功しなくても、家庭で良き父、良き母であることはできるでしょう。良き子ども、良き兄弟であることもできるでしょう。地域のボランティアでお年寄りや子供たちのお役に立つこともあります。あるいは、会社内で後輩社員の良き相談相手になることだってあるんです。
高度な競争社会で、競争に破れて降格されたり、左遷されたり、場合によってはリストラされることだってあるでしょう。後輩が上司になって、アゴで使われることだってあると思います。
でも、流れが変わることもあります。人はちゃんと見ていますので、またチャンスが訪れることもあると思います。
仮にスポットライトをまた浴びたいと思っていて、それが達成出来なかったとしても、自分だけの人生、自分だけが経験した人生は尊いものです。ある意味、宝物です。
辛い経験をしながら、他人への思いやりが深まったり、人の痛みが分かったりするようになります。
決して捨てたもんではありません。
どのような境遇になろうとも、歯を食いしばって生き筋を見つけて行ってください。
私はそうした生き方自体が「光かがやく人生」だと思います。
<完>
今までの内容を三点にまとめておきます。
1.中小企業はドラッカーよりも、一倉定さんの経営理論を参考にすると良い
(従業員数500人未満が目安)
ただし、インフレ時代の理論なので、いくつか考慮すべき点はある。
2.日本のネクスト・ソサエティ(次の社会)はデフレが基調であるので無借金経営を目指すべきである。(ただし、世界大恐慌などが起きる局面では、資金余裕を持つことを優先して長期借入金を早めに借りておくようにする)
外注や外部専門家、アウトソーシングを使って固定費を下げるのも一つの方法である。
3.ネクスト・ソサエティはバラ色の未来ではなく、ギスギスした社会だと予測される。
それは少子高齢化社会であり、知識社会であり、競争社会である。
さて、ネクスト・ソサエティでは、誰もが勝者になるチャンスはありますが、同時に誰もが簡単に敗者になる社会でもあります。
自分の考える成功が一つしか無い、「これだけが自分の成功だ!」と思い込んでいる人は、つらいと思います。
人から尊敬される地位につきたいとか、お金をたくさん稼ぎたいとか、色々な目標なり欲はあると思うんです。それはそれで必要な部分はあると思いますが、もしそれが達成出来なかったとしても、「自分の人生はダメだ」とか、「自分は人生の敗者で終わりだ」などと思い込まないでいただきたいのです。
経済的な成功を得ることは尊いですけど、仮に経済的な成功を得ることができなくても、それはそれで立派な人生を生きていくことはできるのです。
会社で成功しなくても、家庭で良き父、良き母であることはできるでしょう。良き子ども、良き兄弟であることもできるでしょう。地域のボランティアでお年寄りや子供たちのお役に立つこともあります。あるいは、会社内で後輩社員の良き相談相手になることだってあるんです。
高度な競争社会で、競争に破れて降格されたり、左遷されたり、場合によってはリストラされることだってあるでしょう。後輩が上司になって、アゴで使われることだってあると思います。
でも、流れが変わることもあります。人はちゃんと見ていますので、またチャンスが訪れることもあると思います。
仮にスポットライトをまた浴びたいと思っていて、それが達成出来なかったとしても、自分だけの人生、自分だけが経験した人生は尊いものです。ある意味、宝物です。
辛い経験をしながら、他人への思いやりが深まったり、人の痛みが分かったりするようになります。
決して捨てたもんではありません。
どのような境遇になろうとも、歯を食いしばって生き筋を見つけて行ってください。
私はそうした生き方自体が「光かがやく人生」だと思います。
<完>
世界を変える若き企業家たちへ
以前、株式会社ビクトリーのHPを立ち上げていたときには、そちらにもブログを書いていました。
その中に就職活動に対するアドバイスも書いていたんですけど、HPを閉めたためブログも一緒に無くなっています。
改めて考えましたら、就職活動に関するアドバイスをこのFC2のブログではあまり書いていませんでした。
そこで、これからはたまに書こうと思っています。
早速ですが、今日は職務経歴書の志望動機についてお話ししたいと思います。
私が人事をやっているときには、「退職理由」と「志望動機」は応募者に聞くことはありませんでした。こういっては何ですが、正直なことを言う人は稀だと思うので聞かなかったのです。
しかし、人事担当には履歴書の写真と志望動機しか見ない人もいると聞きました。
それに最近は、応募書類の志望動機を重視しているということも耳にしています。
それゆえ、今日はその志望動機の書き方について考えてみましょう。
大切な事は「相手(先方の人事なり、採用を決定する人)が求めているキーワードを入れる」ことです。
人を募集するときには必ず何らかの理由があります。そして、その人がどのポジションで、どういった仕事をしてほしいかを採用担当はイメージしているものです。
そのイメージにぴったりのキーワードを志望動機に入れることです。
これは簡単なことではないですが、その企業のことをじっくりと考えて、想像してみて、「こんな人を望んでいるのではないか」と思うことをキーワードとして散りばめるのです。
私の経験ですけど、管理部門(人事、経営企画)系の応募の時に、あえて「営業のマネジメント経験」を入れたことがあります。全然関係ない仕事なんですが、管理系で営業部門のマネジメントをした人は少ないと思ったので書いたんですね。これが全てで内定したわけではありませんが、やはり目立っていたと後に言われました。
あるいは、「トイレ掃除」です。私はある会社で3ヶ月トイレ掃除をしたことがあります(罰ゲームではありませんよ(笑)。全員が環境整備の一環で、毎日掃除をしていたのです)。その内容を簡潔に書いたことがあります。
こういうことを書いている人は珍しいと言われ目を引いたそうです。
率先して嫌なことでもやってくれると、おそらく思ってくれたのでしょう(そういう人を望んでいたということですね)。
直接のキーワードではなくても、採用担当が「こんな人が欲しい!」と思っている人に連想されるようなキーワードであれば、目に止まり書類審査に通る可能性が出てきます。
それと文章には“熱いもの”がないとダメだと思います。
冷静な判断を求められるような部署でも、「内に熱いものを持っている」のが分かるくらい伝わった方が良いと思いますね。
熱意を文章に込めることです。
これは文章を何度も書きなおすと出来るようになります。
自分が感動するくらいの熱意を込めたほうがいいですね。
書いた自分が心を揺らされるような文章なら、相手の心にも伝わるはずです。
文章の上手下手よりも熱意が大切だと思います。
その中に就職活動に対するアドバイスも書いていたんですけど、HPを閉めたためブログも一緒に無くなっています。
改めて考えましたら、就職活動に関するアドバイスをこのFC2のブログではあまり書いていませんでした。
そこで、これからはたまに書こうと思っています。
早速ですが、今日は職務経歴書の志望動機についてお話ししたいと思います。
私が人事をやっているときには、「退職理由」と「志望動機」は応募者に聞くことはありませんでした。こういっては何ですが、正直なことを言う人は稀だと思うので聞かなかったのです。
しかし、人事担当には履歴書の写真と志望動機しか見ない人もいると聞きました。
それに最近は、応募書類の志望動機を重視しているということも耳にしています。
それゆえ、今日はその志望動機の書き方について考えてみましょう。
大切な事は「相手(先方の人事なり、採用を決定する人)が求めているキーワードを入れる」ことです。
人を募集するときには必ず何らかの理由があります。そして、その人がどのポジションで、どういった仕事をしてほしいかを採用担当はイメージしているものです。
そのイメージにぴったりのキーワードを志望動機に入れることです。
これは簡単なことではないですが、その企業のことをじっくりと考えて、想像してみて、「こんな人を望んでいるのではないか」と思うことをキーワードとして散りばめるのです。
私の経験ですけど、管理部門(人事、経営企画)系の応募の時に、あえて「営業のマネジメント経験」を入れたことがあります。全然関係ない仕事なんですが、管理系で営業部門のマネジメントをした人は少ないと思ったので書いたんですね。これが全てで内定したわけではありませんが、やはり目立っていたと後に言われました。
あるいは、「トイレ掃除」です。私はある会社で3ヶ月トイレ掃除をしたことがあります(罰ゲームではありませんよ(笑)。全員が環境整備の一環で、毎日掃除をしていたのです)。その内容を簡潔に書いたことがあります。
こういうことを書いている人は珍しいと言われ目を引いたそうです。
率先して嫌なことでもやってくれると、おそらく思ってくれたのでしょう(そういう人を望んでいたということですね)。
直接のキーワードではなくても、採用担当が「こんな人が欲しい!」と思っている人に連想されるようなキーワードであれば、目に止まり書類審査に通る可能性が出てきます。
それと文章には“熱いもの”がないとダメだと思います。
冷静な判断を求められるような部署でも、「内に熱いものを持っている」のが分かるくらい伝わった方が良いと思いますね。
熱意を文章に込めることです。
これは文章を何度も書きなおすと出来るようになります。
自分が感動するくらいの熱意を込めたほうがいいですね。
書いた自分が心を揺らされるような文章なら、相手の心にも伝わるはずです。
文章の上手下手よりも熱意が大切だと思います。
世界を変える若き企業家たちへ
昨日に続いて就職活動のアドバイスをしたいと思います。
現在、失業していて就職しようと思っている人にお伝えしたことは、「自分に自信を持って下さい」ということですね。
どこかの会社に勤務中の方にはあまり当てはまらないと思うのですが、失業していて、何度か就職活動に失敗すると自信を失ってしまうんですね。
これは失業した人にしか分からない「なさけない気持ち」といいますか、自己無力感のようなものがあります。
特に最近では書類選考に通らないケースが多いと思いますから、余計にショックを受けることが多いでしょう。
でもあえて言います。
自分に自信を持って下さい。
自分なんかダメだと思ってはダメですよ。きっと働く場所は見つかります。
あきらめずに就職先を探していましたら、必ず縁のある会社に出会えるはずです。
失業期間って、考えようによってはすごい学びの期間なんですよ。
就職活動しながら勉強するのもいいです。少し前のブログに書きましたけど、これからは知識社会なので社会人でも勉強を続けなければなりません。
失業期間は勉強する絶好のチャンスです。
公的支援で無料で受けることができる職業訓練には、様々な訓練(訓練といっても体力の訓練ではなく、座学の勉強です)がありますから、ハローワークに行って相談するといいですよ。タダですけど、想像しているよりも良い訓練がたくさんあります。
だから失業期間を最大限に勉強に使って、次の職場で働く前の“良い意味”での準備期間と思えばいいんです。
失業期間を耐えることも精神的に鍛えられますしね。座禅みたいなものではないでしょうか。
とにかく、私達には個性があり、同時に強みも持っています。必ずあります。
その強みを活かせる職場を、めげることなく探すことですね。
大事なのは自信です。失業期間を耐えていることさえも“自信”に変えて下さい。
ご健闘をお祈り致します。
現在、失業していて就職しようと思っている人にお伝えしたことは、「自分に自信を持って下さい」ということですね。
どこかの会社に勤務中の方にはあまり当てはまらないと思うのですが、失業していて、何度か就職活動に失敗すると自信を失ってしまうんですね。
これは失業した人にしか分からない「なさけない気持ち」といいますか、自己無力感のようなものがあります。
特に最近では書類選考に通らないケースが多いと思いますから、余計にショックを受けることが多いでしょう。
でもあえて言います。
自分に自信を持って下さい。
自分なんかダメだと思ってはダメですよ。きっと働く場所は見つかります。
あきらめずに就職先を探していましたら、必ず縁のある会社に出会えるはずです。
失業期間って、考えようによってはすごい学びの期間なんですよ。
就職活動しながら勉強するのもいいです。少し前のブログに書きましたけど、これからは知識社会なので社会人でも勉強を続けなければなりません。
失業期間は勉強する絶好のチャンスです。
公的支援で無料で受けることができる職業訓練には、様々な訓練(訓練といっても体力の訓練ではなく、座学の勉強です)がありますから、ハローワークに行って相談するといいですよ。タダですけど、想像しているよりも良い訓練がたくさんあります。
だから失業期間を最大限に勉強に使って、次の職場で働く前の“良い意味”での準備期間と思えばいいんです。
失業期間を耐えることも精神的に鍛えられますしね。座禅みたいなものではないでしょうか。
とにかく、私達には個性があり、同時に強みも持っています。必ずあります。
その強みを活かせる職場を、めげることなく探すことですね。
大事なのは自信です。失業期間を耐えていることさえも“自信”に変えて下さい。
ご健闘をお祈り致します。
世界を変える若き企業家たちへ
私が尊敬する経営者である松下幸之助さんが設立したパナソニック(旧、松下電器産業)が苦戦していますね。2012年の3月決算では連結ベース損益が4200億円の赤字の見通しのようです。
松下電器がやってきたビジネスモデルを、サムスンやその他新興国のライバル企業にやられているように思います。
松下電器がやってきた方法というのは、「マネシタ電器」と皮肉られたように、他社の先行製品を徹底して研究し、それと同等かそれ以上の製品を製造して、松下の持っていた販売網の力で大量に売る方法でした。
これと同じようなことを韓国のサムスンはやっているわけですね。アップルや日本の良い製品を見つけては、それのコピー品のようなものを安価に(ウォン安も手伝って)市場に提供して成功しているわけです。
こうした方法は高度成長期で、かつ労働力が安く、自国通貨が安い国で成功するパターンですね。
それゆえ、パナソニックのビジネスモデルというのは今の日本には合わないといいますか、図体が大きすぎるような気がします。
家電メーカーが成功するにはアップルや任天堂のように、「こんな楽しみ方があったのか!」、「こんな便利なものができたのか!」とユーザーが驚くような電気製品を一つ二つではなく、次々と出すしかないように思えます。
とはいっても、すぐに韓国や中国や他の新興国の会社が真似した製品を出してくるでしょう。
かって松下電器がそれで成功したように。
そうなるとパナソニックの今後は厳しいですね。
私はパナソニックの電器製品が大好きですが、パナソニックが民事再生法の申請をするときが来るのではないかと心配しています。
総合家電メーカーはその「巨大さ」ゆえに厳しい戦いを強いられることになりそうです。
高度成長期の企業体からの脱皮が必要だと思います。
パナソニックには頑張って欲しいです。
松下電器がやってきたビジネスモデルを、サムスンやその他新興国のライバル企業にやられているように思います。
松下電器がやってきた方法というのは、「マネシタ電器」と皮肉られたように、他社の先行製品を徹底して研究し、それと同等かそれ以上の製品を製造して、松下の持っていた販売網の力で大量に売る方法でした。
これと同じようなことを韓国のサムスンはやっているわけですね。アップルや日本の良い製品を見つけては、それのコピー品のようなものを安価に(ウォン安も手伝って)市場に提供して成功しているわけです。
こうした方法は高度成長期で、かつ労働力が安く、自国通貨が安い国で成功するパターンですね。
それゆえ、パナソニックのビジネスモデルというのは今の日本には合わないといいますか、図体が大きすぎるような気がします。
家電メーカーが成功するにはアップルや任天堂のように、「こんな楽しみ方があったのか!」、「こんな便利なものができたのか!」とユーザーが驚くような電気製品を一つ二つではなく、次々と出すしかないように思えます。
とはいっても、すぐに韓国や中国や他の新興国の会社が真似した製品を出してくるでしょう。
かって松下電器がそれで成功したように。
そうなるとパナソニックの今後は厳しいですね。
私はパナソニックの電器製品が大好きですが、パナソニックが民事再生法の申請をするときが来るのではないかと心配しています。
総合家電メーカーはその「巨大さ」ゆえに厳しい戦いを強いられることになりそうです。
高度成長期の企業体からの脱皮が必要だと思います。
パナソニックには頑張って欲しいです。
世界を変える若き企業家たちへ
要注目の記事が入って来ました。アメリカのオバマ大統領がオーストラリアの議会にて、安全保障政策をアジア太平洋地域を最優先にすると宣言したことです。
http://www.asahi.com/international/update/1117/TKY201111170144.html
これはとても重要なことで、財政難のアメリカが日本を中心としたアジアによって復興をしようとしていることと、中国を過去のソ連のような仮想敵国として明確に位置づけたと言えるでしょう。
ほんの数年前には中国様様みたいだったアメリカが、アジア太平洋地域のリーダーになるというのですから、大変な方針転換だと思います。
同時に「ユーロ圏はユーロ圏およびEUでやってね」、ということですね。アメリカにはもはやユーロを救う力も財力もないと思われます。
ま、この戦略はアメリカにとって、「これしかない」戦略でしょうね。アメリカの今の力では世界中の面倒をみることは不可能です。面倒を見るどころか、アメリカ自体が自らの生き残りをかけた地域戦略を取らなくてはいけなくなっています。
そうなると、アメリカの復興を助けることができる唯一の国は日本ですし、市場としてはアジア新興国になるでしょう。私が言うと偉そうですが、アメリカの戦略は正解だと思います。
これは予測ですが、世界の流れは保護主義に向かうでしょうね。自国の利益を極端に優先し、地域によってブロック経済をしていくと思います(その流れの一つがユーロだと思います)。
TPPは「平成の開国」と言われていますが、実際にはアメリカによるブロック経済ですね。アメリカが生き残りをかけて日本、中国に挑んできている気がします。
しかしアメリカが仕掛けるブロック経済(TPP)によって、更にドル安になるでしょうね。
極端な言い方をすると「アジア太平洋地域以外は知らんよ。」とアメリカが宣言したわけですから、そのような国の通貨(ドル)を基軸通貨として使う理由がなくなってきます。
おそらく中国もドルではなく、円を買う動きをするでしょうし、世界の国もドルを手放し円を持つ動きを取るでしょう。もちろん徐々にですが、確実にそのように動くと思います。
国債貿易の決済も円建てが増えるでしょうね。外国も値打ちが落ちていくドルよりも円で決済した方がいいので、円建てにしてくれというところが増えるでしょう。
アメリカと中国がこれからどうなるのかについての予測については改めて書くことにします。
それにしても大きなニュースでした。
http://www.asahi.com/international/update/1117/TKY201111170144.html
これはとても重要なことで、財政難のアメリカが日本を中心としたアジアによって復興をしようとしていることと、中国を過去のソ連のような仮想敵国として明確に位置づけたと言えるでしょう。
ほんの数年前には中国様様みたいだったアメリカが、アジア太平洋地域のリーダーになるというのですから、大変な方針転換だと思います。
同時に「ユーロ圏はユーロ圏およびEUでやってね」、ということですね。アメリカにはもはやユーロを救う力も財力もないと思われます。
ま、この戦略はアメリカにとって、「これしかない」戦略でしょうね。アメリカの今の力では世界中の面倒をみることは不可能です。面倒を見るどころか、アメリカ自体が自らの生き残りをかけた地域戦略を取らなくてはいけなくなっています。
そうなると、アメリカの復興を助けることができる唯一の国は日本ですし、市場としてはアジア新興国になるでしょう。私が言うと偉そうですが、アメリカの戦略は正解だと思います。
これは予測ですが、世界の流れは保護主義に向かうでしょうね。自国の利益を極端に優先し、地域によってブロック経済をしていくと思います(その流れの一つがユーロだと思います)。
TPPは「平成の開国」と言われていますが、実際にはアメリカによるブロック経済ですね。アメリカが生き残りをかけて日本、中国に挑んできている気がします。
しかしアメリカが仕掛けるブロック経済(TPP)によって、更にドル安になるでしょうね。
極端な言い方をすると「アジア太平洋地域以外は知らんよ。」とアメリカが宣言したわけですから、そのような国の通貨(ドル)を基軸通貨として使う理由がなくなってきます。
おそらく中国もドルではなく、円を買う動きをするでしょうし、世界の国もドルを手放し円を持つ動きを取るでしょう。もちろん徐々にですが、確実にそのように動くと思います。
国債貿易の決済も円建てが増えるでしょうね。外国も値打ちが落ちていくドルよりも円で決済した方がいいので、円建てにしてくれというところが増えるでしょう。
アメリカと中国がこれからどうなるのかについての予測については改めて書くことにします。
それにしても大きなニュースでした。