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[英語の歴史7] 宗教改革と現代英語

2011.09.23(17:52) 899

ドイツ語の一方言であった英語が近代英語になるのに大きな役割を果たしたのが、シェイクスピアでした。当時はテレビもインターネットもありませんから、たくさんの人が読むものが「共通の言葉」として定着することになります。

それがシェイクスピアの文学作品ですし、もう一つは1611年の『欽定訳聖書』でした。

『欽定訳聖書』の基礎を作ったのは、William Tyndaleという人です。

Tyndaleは宗教改革の頃の人で、新約聖書の翻訳を決意し、ドイツに行ってマルチン・ルターとも会っています。

ルターはルネッサンスを否定し、ギリシャやローマの古典は異教の書とみなしました。

ルターは「ラテン語とか、ギリシャ語とか、いろいろな学芸を学んでも魂の救済の役には全く立たない。聖書によって神の言葉を学ぶには、ドイツ語だけで十分である。」といいます。

母国語至上主義ですね。Tyndaleもルターと同じ母国語至上主義でした。彼は聖書を誰にでも読めるようにしてやろうと思って、分かりやすい表現で翻訳することを心がけました。

この英語への翻訳が『欽定訳聖書』の基礎になり、現代英語の源泉にとなったのです。


その他、英語の文法書や辞書などが整備され、近代英語へと進んでいくのですが、ここまでにしたいと思います。


英語は紆余曲折がありましたけど、大英帝国とアメリカの言語として国際語になりました。

これからアメリカの衰退が予想される中で、英語の地位がどうなるのかと思います。ただアメリカが衰退していくとしても、他の言語に比べて文法規則が複雑ではないので、国際語として使われていくのではないでしょうか。

簡単な説明でしたが、これで「英語の歴史」を終えたいと思います。

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2011年09月23日
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