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[英語の歴史3] 英語に多大な影響を与えたノルマン・コンクエスト

2011.09.19(18:43) 895

ブリテン島はアングル人(イギリス人の先祖)の移住の後にも、ケルト人が移住をしたり、ローマ帝国の属州になったり、ゲルマン人が移住してきたりしました。

先住のアングル人やケルト人にとって厄介だったのは、ゲルマン人です。

彼らは農耕民族ですから、先住民の土地を奪って行きました。それゆえ、ケルト人たちは北部や西部の山岳地に追われてしまったのです。

ゲルマン人というと、「ゲルマン民族の大移動」が有名ですが、その末期の段階の「ヴァイキング」(北欧人)もブリテン島を荒らし回っています。

そしてヴァイキングの移動の中でも最後のものが、Norman Conquest(ノルマン・コンクエスト。訳はノルマン征服)であり、英語に多大な影響を及ぼしました。

ノルマン・コンクエストを起こしたノルマン人というのは、「北方の人」という意味です。ヴァイキングの子孫であるフランスのデンマーク人は、ラテン化しノルマンディ公国としてフランス封建公爵領になります。

ノルマン人はデンマーク語を捨て、フランス語で話すようになります。そして、デンマーク海賊の子孫であるノルマン人がフランス化していきます。

そのノルマン人の王様であるWilliamがイギリスと戦いをして、最終的にイギリスを征服したことをノルマン・コンクエストといいます。

この戦いがあっさりと終わればよかったのですが、5年間かかったためにイギリスの土着の諸侯(貴族)がほとんど一掃されることになりました。

それゆえ、Williamが大陸から連れてきたノルマン人、つまりフランス人の貴族がイギリスの支配者になります。

イギリスは小地主と農民だけが英語をしゃべり、国王・貴族・高位聖職者・大商人及びその関係者はフランス語を話すという、「社会的二重言語の国」になるのです。

簡単にいえば、上流階級がフランス語を話し、下層階級は英語を話すということになったのです。

<続く>

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2011年09月19日
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