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[英語の歴史2] Englishの語源 

2011.09.18(15:21) 894

英語は、もともと北ドイツから南デンマークあたりの地方に住んでいた人たちの言葉でした。

日本に例えるなら、紀伊半島ぐらいの地域の住民の言葉が国際語になったようなものですね。北ドイツの方言が世界語になったというのが「英語の歴史」になります。

では、北ドイツと南デンマークあたりに住んでいた人の言葉が、なぜ現在のイギリスの言葉になったのかということになりますが、スタートは移住です。移住したのは、Angle(アングル)人と呼ばれる人々でした。

アングルの意味が何かというと、「Angulと言われた地方の人」であり、更にAngulの意味は釣針(Angle)の形をした地形から名付けられた固有名詞です。

この釣針の形をした地方はどこにあるかというと、デンマークと西ドイツの国境にあるシュレースウィヒ地方にあります。

Englishは、「Engle(=Angle)人の言葉」という意味ですし、EnglandもEngla-land(Land of the Angles)アングル人の土地という意味です。

最初に移住して英語をもたらしたアングル人が語源になっています。


もともとブリテン島(イギリスの島)には「イベリア人」という原住民がいたようです。ただ消えてしまった民族ですから、定かなことは分かっていません(ストーンヘンジがあるので、もしかしたら宇宙人かも?)。

ただアングル人も征服者としてブリテン島に移住したのですが、逆に支配される立場にもなっています。

支配されていた民族の言葉が世界語になるのですから、分からないものですね。

ちなみに、ブリテン島のBritainは「ブリトン人の島」の意味であり、ブリトンとは「イレズミをした人」というのが原義です。

これはアングル人の次に移住してきたケルト人がイレズミをしたり、肌に絵を書いていたことに由来しています。

<続く>

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2011年09月18日
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