昨日に続き、阪神タイガースの今年の敗因について述べたいと思います。
1点目は、真弓監督のFA選手起用の失敗です(昨日のブログ)。
2点目は、「弱い者いじめの法則」が出来なかったことです。
これは、ランチェスター法則を体系化した田岡信夫さんが『図解 ランチェスター法則入門』(ビジネス社)等で説明している理論です。
ランチェスター法則から導きだされる競争原理に「競争目標と攻撃目標の分離をはかれ」という言葉があります。
これは企業経営で言いますと、「自社よりも占拠率において伯仲しているか、若干上にある企業が競争目標であり、自社よりも低いシェアをもつ企業が攻撃目標である」というものです。
つまり、攻撃目標を自社よりも弱いところにいつも置くところから「弱い者いじめの法則」と呼ばれています。
要は「勝ちやすきに勝つ」、「やりやすいところから攻める」ということですね。
それがランチェスター市場戦略になります。
これを野球に当てはめてみましょう。
9月12日時点での対横浜ベイスターズのセ・リーグ貯金数です。
ヤクルト 10勝
中日 6勝
巨人 4勝
広島 9勝
阪神 1勝
巨人が少ないように見えますが、5位広島(弱者)に8勝の貯金があります。
(広島は逆に巨人への負けでベイスターズ分が相殺されています)
ベイスターズファンには申し訳ないですが、今年弱い横浜ベイスターズを上手に叩いているチームが上にいることがよくわかります。
優勝を狙えるチームというのは、「弱い者いじめの法則」をきちっとしているということですね。競争目標のチーム(優勝争いをするチーム)とは五分五分の戦いをして、攻撃目標のチームを徹底して負かしているのです。
ところが、阪神タイガースは、競争目標と攻撃目標を分離していないのですね。
「勝ちやすきに勝つ」、この戦略を取らずに終戦となっていました。
残念です。。。
1点目は、真弓監督のFA選手起用の失敗です(昨日のブログ)。
2点目は、「弱い者いじめの法則」が出来なかったことです。
これは、ランチェスター法則を体系化した田岡信夫さんが『図解 ランチェスター法則入門』(ビジネス社)等で説明している理論です。
ランチェスター法則から導きだされる競争原理に「競争目標と攻撃目標の分離をはかれ」という言葉があります。
これは企業経営で言いますと、「自社よりも占拠率において伯仲しているか、若干上にある企業が競争目標であり、自社よりも低いシェアをもつ企業が攻撃目標である」というものです。
つまり、攻撃目標を自社よりも弱いところにいつも置くところから「弱い者いじめの法則」と呼ばれています。
要は「勝ちやすきに勝つ」、「やりやすいところから攻める」ということですね。
それがランチェスター市場戦略になります。
これを野球に当てはめてみましょう。
9月12日時点での対横浜ベイスターズのセ・リーグ貯金数です。
ヤクルト 10勝
中日 6勝
巨人 4勝
広島 9勝
阪神 1勝
巨人が少ないように見えますが、5位広島(弱者)に8勝の貯金があります。
(広島は逆に巨人への負けでベイスターズ分が相殺されています)
ベイスターズファンには申し訳ないですが、今年弱い横浜ベイスターズを上手に叩いているチームが上にいることがよくわかります。
優勝を狙えるチームというのは、「弱い者いじめの法則」をきちっとしているということですね。競争目標のチーム(優勝争いをするチーム)とは五分五分の戦いをして、攻撃目標のチームを徹底して負かしているのです。
ところが、阪神タイガースは、競争目標と攻撃目標を分離していないのですね。
「勝ちやすきに勝つ」、この戦略を取らずに終戦となっていました。
残念です。。。