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1万時間の訓練で本物になれる!

2011.05.24(13:38) 805

人間は偶然に「無計画」に母親から生まれてくるのか、それとも、生まれる前に「人生計画」を立てて親を選んで生まれてくるのでしょうか? 

宗教的、哲学的な難しい命題ですけど、私は「無計画」な人もいるが、きちんと時代環境、親を選び「計画を立てて」生まれる人もいると感じています。

その考えを裏付けるかのような書物がありました。

マルコム・グラッドウェル著、勝間和代訳『天才! 成功する人々の法則』(講談社、2009年)です。

その中で著者は、ビル・ゲイツやザ・ビートルズ等の例を挙げながら、天才は才能だけではなく、才能を開花させるには時代背景、教育、経験が重要であることを述べています。

ビル・ゲイツは中学校時代にコンピュータ端末が使える学校に入り、その後次々と好機が起きています。そしてゲイツは7年間ぶっ続けでプログラムの開発をして、1万時間以上の時間を費やしていました。当時の世界のティーンエイジャーでゲイツのような経験をした人が何人いたでしょうか?


また、ザ・ビートルズは、売れる前、ドイツ・ハンブルグに行き一日8時間のハードな演奏をしていました。ライブは1200回くらいこなしたのではないかと言われています。そのハードなステージでの訓練が、成功の基礎になっていたようです。


グラッドウェルは、どんな才能も1万時間練習を続ければ、本物になると言っています。ゲイツもザ・ビートルズも1万時間を超えた努力をしていたのですね。

それから面白い指摘が、ゲイツが1955年生まれで、スティーブ・ジョッブズも1955年生まれ、グーグル社のエリック・シュミットも1955年生まれだということです。

これは、パソコン革命にとって重要な年、1975年に彼らが20歳~21歳という、若すぎず、年を取り過ぎずといった年齢であることを指摘しています。
(注:1975年とは、『ポピュラー・エレクトロニクス』誌が世界初のミニコンピュータを紹介した年)

著者のグラッドウェルが言いたかったことは、彼ら天才は能力はもちろんあったけれども、コンピュータを扱うのにベストのタイミングで生まれていて、そのたまたま与えられた環境が才能を開花させたことも見逃してはいけないということなんですね。

しかしながら、私は彼らは生まれる前に、そうした環境と時代を知っていたのではないか、だからその時代とアメリカの親を選んで生まれてきたのではないかと思います。


「生まれる前に、そんなこと分かるんかいな。」と聞かないで下さいね。私も分かりません。

ただ、天才的に才能を発揮する人が、偶然にそういう環境に生まれると考えるより、環境を選んで生まれてくると考える方が論理的で、筋が通る気がしませんか?


少し別の視点でお話しをしますと、この本には歴史上の世界の富豪ベスト75が載っています。クレオパトラやアメンホテプ3世も載っているんですけど、なんと75人中14人が、1831年から1840年の10年間にアメリカで生まれた人なんです(カーネギー、ロックフェラー等)。

びっくりですね。

確かにアメリカの大転換期に若すぎず、年寄すぎない年齢で生まれたことが重要なことは分かります。ただ私はアメリカを大発展させるために、そうした大富豪が大挙して(意識して時代と場所を選び)アメリカに生まれたのではないかと推測しています。

一つの文明を築くためですね。

そうした地球の歴史の中で、文明又は国の高みができる瞬間のようなことを起こすために、いっせいに生まれてきたのではないでしょうか。


なんだか、著者の意図とは違った解釈をしていますね。

なにはともあれ、著者が1万時間という努力の道しるべを具体的に表してくれたことはとても有難いですね。

この1万時間という数字を知ることができただけでも、この本を読んで良かったと思いました。

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2011年05月24日
  1. 1万時間の訓練で本物になれる!(05/24)