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もしドラッカーがサッカーの監督をしたら、ザッケローニ監督のようになる

2011.01.31(12:25) 691

今日もアルベルト・ザッケローニ監督について書きたいと思います。

ザッケローニ監督は、サッカー選手としてのキャリアはあまりないようです。選手としては20歳前に引退して、ペンションの従業員や保険代理店の経営をしていたようですね。

つい私がプロ野球が好きなので、野球と比較してしまいますが、日本のプロ野球では外国人監督は別として、ほとんど選手経験のない人をプロ野球の監督にするということはありません。

しかし、ベースボールのメジャーリーグもそうですが、選手としてほとんど活躍しなかった人でも、監督として雇うことがヨーロッパのサッカーでは、普通に行われているのでしょうね。


おそらく、プレーすることとマネジメントすることは、全く別の能力として見られているのでしょう。


さて、ザッケローニ監督を見ていますと、ドラッカーが、サッカー日本代表の監督をやったら、こんな風にするのかなとも思いました。


なぜなら日本人の良さ(強み、個性)を生かしたチーム作りをしているからです。

日本人の気質や性格をよく研究して、最も力を発揮できる戦略や戦術を選択していると思います。


また、ザッケローニ監督はACミランのようなトップチームの指導だけではなく、アマチュアサッカーチームの指導の経験もあるそうです。

それゆえ様々な技術レベルを指導監督した経験があるので、レベルに応じた指導ができるのでしょう。


それから采配が見事ですが、サッカーのようにめまぐるしく攻守が入れ替わるゲームで的確な采配ができるといういことは、普段から相当のシュミレーションを重ねていることが推測されます。

おそらく将棋の棋士のように、たくさんのシュミレーションを影でやっていると思います。


コミュニケーションを上手に取ると言われるザッケローニ監督ですが、ドラッカーの『マネジメント』のような知的作業を膨大に積み上げているんだと思いますね。

世界を変える若き企業家たちへ



2011年01月31日
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