今日もNHK『坂の上の雲』第二部7回「子規、逝く」について書きたいと思います。本木雅弘さんが演じる秋山真之が海軍大学校の戦術講義での言葉が良かったですね。
「無識(むしき)の指揮官は、殺人犯なり。」
指揮官が判断を間違って、部下を死なしてはならないという秋山真之の思いが伝わってきます。
この言葉は司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』に出てくる言葉ではなく、本木雅弘さんが秋山真之の著作集から見つけた言葉だそうです。
さて、児玉源太郎が乃木希典をたずねてきたシーンでのナレーションが中途半端に入っていました。
「はだしである、とか、副食物のまずしさは話しにならない」と、
当時の貧困状況をナレーションで説明しています。
ところが、小説では「戦争準備の大予算そのものが奇蹟であるが、それに耐えた国民のほうがむしろ奇蹟であった。」と。
そして、その理由を「日本人は貧困になれていた。」と書かれています。
続いて上記のような状況を司馬遼太郎さんは例に挙げています。
貧困の状況だけを言葉にすると、現代人には明治の悲惨さだけが伝わってきます。
これではミスリードになってしまいますね。
「無識(むしき)の指揮官は、殺人犯なり。」
指揮官が判断を間違って、部下を死なしてはならないという秋山真之の思いが伝わってきます。
この言葉は司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』に出てくる言葉ではなく、本木雅弘さんが秋山真之の著作集から見つけた言葉だそうです。
さて、児玉源太郎が乃木希典をたずねてきたシーンでのナレーションが中途半端に入っていました。
「はだしである、とか、副食物のまずしさは話しにならない」と、
当時の貧困状況をナレーションで説明しています。
ところが、小説では「戦争準備の大予算そのものが奇蹟であるが、それに耐えた国民のほうがむしろ奇蹟であった。」と。
そして、その理由を「日本人は貧困になれていた。」と書かれています。
続いて上記のような状況を司馬遼太郎さんは例に挙げています。
貧困の状況だけを言葉にすると、現代人には明治の悲惨さだけが伝わってきます。
これではミスリードになってしまいますね。