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菅、小沢会談は戦略的失敗。 民主党分裂の引き金は既に引かれている

2010.08.31(16:14) 571

民主党が揺れています。鳩山前総理が、小沢前幹事長と菅総理の間に入って対決回避を試みています。菅総理と小沢氏の会談が実現するのか、挙党一致体制ができるのか注目されています。

普通に考えたら、あくまで普通に考えたらですよ、小沢氏は会談しないでしょう。

菅総理は、小沢氏に対して「やってはいけないこと」をやってしまったと思うんです。

それは、「脱小沢」といって小沢派を遠ざけたことです。

こんなことやれば、誰だって怒るでしょう。小沢前幹事長でなくとも怒りますよ。

「自分(小沢氏)を外して、国民の信任を得ただと!ふざけるな!」と思うんじゃないですか。
「誰のおかげで民主党が第一党になったと思っているんだ」と小沢氏は考えているじゃないでしょうか。


菅総理と小沢氏の攻防が戦国時代なら、「やるか、やられるか」、「一族郎党断絶まで徹底してやる」という感じだと思いますね。


菅総理も会談を持ちかけたのは戦略的に失敗でした(会談が行われようが、なかろうがです)。

国民からは人事の裏取引を持ちかけていると疑念を持たれます。

また、菅総理が、仮に小沢氏が会談につくような提案を出してきたら、こんどは「脱小沢」で動いていた民主党のメンバーは、菅総理を信頼しなくなるでしょう。急激に求心力は無くなると思います。


それから最近民主党内で、小沢前幹事長を推す議員と菅総理を推す議員が、討論したり、選挙対策に動いています。

ま~、こうした同じ組織の争いというのは、近親憎悪みたいなもので、強烈にしこりが残ります。

今のまま、“しゃんしゃん”はあり得ないと思うんですよね、普通は。


ですから、菅総理が退陣、民主党の分裂が起こる可能性は高いですね。

菅総理は「脱小沢」を掲げた時から、「民主党分裂」の引き金を引いていたわけです。


皮肉なものですが、総理になる時に、国民の支持を得るために利用した「脱小沢」路線が、早期の総理退陣と党の分裂を呼ぶおそれがあるのです。

失礼ながら、菅総理は、昔の小泉元総理のように、国民の支持を得ていると思って慢心したんでしょう。

それで小沢前幹事長に対する態度が強気になり、いつしか礼を無くした態度になったんでしょうね。


人は、憎まれたら損です。

媚びへつらう必要まではありませんが、人に愛されるのが勝ちです。

古賀光昭のビジネス教室



2010年08月31日
  1. 菅、小沢会談は戦略的失敗。 民主党分裂の引き金は既に引かれている(08/31)