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『経営者の条件』 ドラッカーに学ぶ その2

2010.08.25(21:54) 563

今日もP.F.ドラッカー著『経営者の条件』(上田惇生訳 ダイヤモンド社)についてお話しをしたいと思います。

本書は、成果をあげるために、自らをマネジメントする方法が書かれていると説明をしました。


では、質問です。

成果をあげる人間のタイプとはどのようなものだと思いますか?


外交的な人? 魅力的な人? どうでしょう?




ドラッカーは、「「成果をあげる人間のタイプ」などというものは存在しない」と言っています。

成果をあげる人の気性、能力、仕事の方法、性格、知識は千差万別だそうです。タイプや個性や才能では、成果をあげる人とあげない人は、まったく区別できないのですね。

ですから、自分自身や部下について、「こういう性格だから成果があげられない」とか、「こういうタイプは成果があげられない」と決めつけるのは、ドラッカーからすれば間違いだということです。


では、成果をあげる人間の共通点とは、なんでしょうか。

ドラッカーは、「共通点は、成すべきことを成し遂げる能力をもっていることだけだ」と言っています。

「成すべきことを成し遂げる能力」とは、良く分かりにくいですよね。


これをドラッカーは、「習慣的な能力」と言っています。


これも分かりにくいですね。

「習慣的な」とは、九九のように反復練習をして身につけるイメージです。成果をあげる方法を毎日実践して、自分のものとしてしまうイメージです。
 
「成果をあげる能力を習慣化によって身につけよ」ということですね。


そして、ドラッカーは、「成果をあげるよう努める者は、みながみな成果をあげられるようになっている。成果をあげることは、修得できる。」と、誰にも可能なことだということを強調しています。


私はここにドラッカーのビジネスマン、ビジネスウーマンに対する愛を感じるのです。

「誰もが成果をあげられるようになる、そのためには成果をあげる習慣があるので、それを身につけなさい」と言ってくれているのですね。

ドラッカーは、天才待望論によって成果をあげるのではなく、誰もが成功可能な方法を教えてくれているのですね。

ドラッカーが知性だけではなく、ものすごく情も深い人なんだということが推測できます。


では、成果をあげるための習慣とはどのようなことをすればいいのでしょうか?

それは次回にまとめます。

<続く>

古賀光昭のビジネス教室



2010年08月25日
  1. 『経営者の条件』 ドラッカーに学ぶ その2(08/25)