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大泉洋さんの近藤長次郎に見る、「できる人の失敗パターン」

2010.08.22(19:45) 560

今日の『龍馬伝』は「侍、長次郎」でした。長次郎とは、饅頭屋、近藤長次郎です。ゲームの「レイトン教授」吹き替えの大泉洋さんが演じています。

今回のお話しは、悲しいものでした(まだ見ていない方は、少しネタばれですので読まないで下さい)。


『龍馬伝』では描かれていませんでしたが、司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』では、近藤長次郎が黙って脱盟(亀山社中から無断で抜けること)し、密出国を企てたことを亀山社中のメンバーが詰め寄り、社中の隊則にのっとって事実上切腹するようにしています。


ここに、できる人の失敗のパターンを見ることができます。

近藤長次郎は、饅頭売りの行商から身をおこし蘭学、漢学、英語を学んでいて、交渉術に長けていました。

おそらく、亀山社中のメンバーは、外国人や長州人と交渉を上手に進める長次郎を見て、嫉妬していたのだろうと思います。

たぶん、長次郎の側からすると、自分は町人から、一生懸命努力してきたので、妬まれる筋合いは無いと思っていたのでしょう。

ところが人間というものは、相手が努力していると分かっていても、結果を出したり、評価されたりすると妬むものです。


また長次郎の方にも、「亀山社中を動かしているのは、坂本龍馬の次は自分だ」、くらいの自負があり、それが亀山社中のメンバーには高慢と見えたのでしょう。


組織というのは難しいもので、どんな組織でも、必ず嫉妬心というものが働きます。

その嫉妬心という「悪い気の流れ」をどのようにうまく流すかが、組織で上手に生き残れるかの鍵です。


それから、近藤長次郎は、町人出身だったので、武士(侍)にこだわり過ぎたのが良くなかったですね。武士ならば、罪を犯した者は腹を切るということを選択してしまったんでしょう。「しょせん、あいつは町人あがりだ」と言われるのが嫌だったのでしょうね。


プライドも大事ですが、死んでしまっては、もともこうもありません。

仕事ができる人ほど、嫉妬されます。

そして、高いプライドを持っているので、自分に対してマイナスの結論を簡単に出すことがあります(現代なら倒産、離職、自殺などですか)。

人一倍できる人ほど、ちょっと愚鈍なところがあって、ちょうどいいのかもしれませんね。

古賀光昭のビジネス教室



2010年08月22日
  1. 大泉洋さんの近藤長次郎に見る、「できる人の失敗パターン」(08/22)