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日本代表岡田武史監督の戦略とは? パレートの法則によって考える

2010.07.02(23:18) 508

今日もサッカーの話題を書きたいと思います。日本代表が決勝トーナメントに進んだ勝因を以前考えてみました。その時は、本田圭佑選手をワントップとする4-1-4-1の戦術とチームワークを挙げました。これらは戦術のレベルのお話しです。

今回は戦略をパレートの法則によって考えてみましょう。

パレートの法則はビジネスでも良く使われますね。80対20の法則とも言われるもので、重要な2割を制するものは、全体の8割を制するというものです。企業の売上に例えると20%の人が、売上の80%をたたき出していると言われます。

野球にたとえますと、先発投手が100球投げるとして、そのうちの20%である、20球の勝負球を間違わなければ80%は勝てるということです。

このパレートの法則をサッカー日本代表に当てはめれば、先発メンバー11人のうちの2割、つまり3人が勝負の8割を握っていることになりますね。南アフリカ大会の日本代表では、本田圭佑選手、松井大輔選手、川島永嗣選手でしょうか。


そして、日本代表の戦略のポイントは、岡田武史監督が第一戦のカメルーン戦を最も重要な試合としたことです。第一戦に勝つこと、この点に岡田監督は意識を集中していたと思います。

このカメルーン戦に負けていたら、ワールドカップ直前の試合で負けが続いていたので、ワールドカップ予選でもずるずると負けてしまった可能性が高いです。

ところが、第一戦に勝つことによって、選手たちも自信と希望を持って、その後の試合を戦うことができ、結果的に決勝トーナメントへ進むことができました。

ここに岡田監督の見事な戦略が見えています。

つまり、予選の3試合のうちのカメルーン戦が重要な2割に当たっていたんでしょうね。ここに全神経を集中して絶対に勝利することが8割を制す、つまり予選を突破できるという結論になっていたのだと思います。

素晴らしい戦略ですね。

阪神タイガースもぜひパレートの法則を応用してほしいものです。

企業戦略も、サッカー日本代表のように、どこが勝利を決する2割なのかを見抜き、そこに全力で経営資源を投入していくのが必要ですね。

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2010年07月02日
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