タイトル画像

新しい配属先で働く時のコツ

2010.04.01(11:10) 370

今日は4月1日ですね。会社では、新年度の開始というところも多いと思います。新しい職場や赴任地で働かれる方も多いでしょう。

あるいは、部署異動で、今まで全くやったことのない職種を今日から始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。


今日は、新しい配属先で働く時に大切なことについてお話ししましょう。

それは、3つのミッションをいち早く掴むことです。

一つは、「自社がどのようなミッションを持っているか」です。
例えば自社が食品メーカーなら「美味しい食べ物を家庭に提供して、国民の健康増進に貢献する」というものですね。まず、会社のミッションを正確に掴んでください。


次に、「配属先のミッション」を把握してください。

営業なら営業、間接部門なら間接部門、物流なら物流と、部署ごとに会社内でのミッションがあります。どのような役割や使命があるかを正しく掴んでください。これは簡単なようで意外と掴めないものです。できれば同じ部署の人と話しあってみるのもいいでしょう。自分が持っていない視点を教えてくれるかもしれません。


最後は「自分のミッション」です。部署のミッションが掴めたら、その中での自分の役割を正しく掴んでください。

例えば営業部門に配属されているとして、開発営業がミッションかもしれませんし、量産品を扱う営業かもしれません。あるいは、新規開拓がミッションかもしれませんし、既存客へのきめ細かいフォローが仕事かもしれません。場合によっては、先輩の補佐的な仕事かもしれないでしょう。とにかく自分の役割を正確に把握することです。


以上、3つのミッション、会社と部署と自分自身のそれぞれのミッション(使命、役割)を早く把握することが、いい仕事ができるコツです。

古賀光昭の経営相談室



タイトル画像

就職率100%の大学、国際教養大学

2010.04.02(01:29) 371

先日、村上龍氏と小池栄子さんが出演しているテレビ番組『カンブリア宮殿』で、就職率100%の大学が紹介されていました。国際教養大学です。テレビで紹介されていた学生も大手企業に就職が決まっていました。

大学の所在地は秋田県秋田市です。「え! なぜ100%の就職が可能なのか?」という疑問が湧くと思います。

国際教養大学の学生を採用した大手企業の人事担当者は、とても学生をかっていました。ある会社では、新人の中で群を抜いている評価をしていましたね。

では、どのようにして国際教養大学がそのような学生を輩出しているのでしょうか?

まず挙げられる特徴が、学内では日本語ではなく、全てが英語で読み書き話しされているということです。授業はもちろん、英語です。教師も外国人で英語で話していますし、どんな授業でも学生が発表するときも英語でやっています。教師が外国人できちんとした先生のようでした。おそらく、自分の考えをちゃんと伝えることを徹底して教えられているのだと思いますね。

また、寮があり、そこでは外国人の学生との相部屋になっていました。外国人との相部屋は全ての学生が対象ではないと思いますが、ご飯を食べる時も、日常も英語だけで生活するようになっているようですね。

それと、全員が一年間、海外に留学することが義務付けられています。一年間、海外で鍛えられたら、たくましくなるでしょうね。


日本の大学の文系については一度入ると出るのが簡単というのが定番です。しかしながら、国際教養大学は、徹底して学生を鍛えているようです。それが自分で考えて、率先して行動できる力になっているのでしょう。企業は、そうした学生を求めているのでしょうね。


「就職が厳しい」と言われていますが、国際教養大学のように頑張っている大学や学生を見ると、いい人材は常に求められているのだなと改めて思いました。まだまだ努力の余地はありそうです。

古賀光昭の経営相談室



タイトル画像

『集団左遷』に見る「あの頃の方が、ましだった・・・」

2010.04.03(16:49) 374

先日『集団左遷』という映画をBSで放送していました。1994年の作品です。94年当時に見た映画だったので、非常に懐かしい気持ちがしました。

簡単に紹介しますと、舞台はバブル崩壊後の1994年。大手不動産会社が大幅なリストラをするために、「首都圏特販部」という部署を作り、そこに人員整理候補者を異動させ、無理なノルマを課します。特販部のメンバーは、柴田恭兵さんと中村敦夫さんは営業のプロなんですが、その他は素人。ノルマを達成できなかったら、全員をリストラするという会社の作戦です。

そんな厳しい状況の中、柴田恭兵さんや中村敦夫さんらが力を合わせて住宅を売る努力をします。しかし、会社は「リストラありき」なので、特販部に対して様々な妨害をするという映画です。

設定がバブル崩壊後の1994年なんですが、映画の中で「リストラ」、「首切り」のような言葉がセンセーショナルに新聞、雑誌に載っている様子が描かれています。

ま、この当時はこれはこれで、“辛いな~”という感じだったんでしょう。でも、私の感覚では今の方が「世の中がきつい」という感じですね。

映画『集団左遷』の中では、バブルが崩壊して「一体どうなるんだ!」みたいな感じですし、バブル崩壊後に土地を持っていた人は確かに地獄だったでしょう。しかし経営者、サラリーマン、学生にとっては、今の方がきついし、閉塞感があるように思えます。

「バブル崩壊後」の方が、今よりまし・・・って感じですね。

映画『集団左遷』の中でも、住宅情報を書いている出版社が特販部を「左遷集団」として描いて世間の注目を浴びるというシーンがありますけど、今では「左遷」や「リストラ」が珍しいことではないので、世間がいい意味で注目することはないでしょうし。


バブル崩壊当時、仮に映画と同じ1994年にですね、16年後の日本(2010年)が“1994年以上に元気がなく、閉塞感が漂っている”と予測出来た人はいないんではないでしょうか。

少子高齢化があるので多少は低成長を予測した人もいたかもしれません。しかし、これほど長く、低迷した日本を想像した人はおそらくいなかったと思いますね。


あくまで私の感覚ですが、今の日本人は、「たくましく生きていく生命力」が落ちていると思うんです。ただ、ぶらーんと生きているだけ、みたいになっているような気がします。


今の日本は政治にも期待できないので、日本人の生命力を呼び起こすような“黒船”でも来ないと、日本の再生は難しいと思いますね。

天が日本を見捨てなければ、外資企業どころではなく、戦争レベルの“黒船”が来るかもしれません。

古賀光昭の経営相談室



タイトル画像

阪神タイガースよ、負けを次に活かせ!

2010.04.04(18:05) 377

プロ野球セ・リーグが始まり、10試合弱が終わりました。ヤクルトが健闘、読売と中日が順当に勝ち、阪神が想定外の連敗、横浜と広島は順当に負けているという構図です。

大方の予想を裏切っているのは、ヤクルトと阪神でしょうね。ただヤクルトは長期戦になると厳しくなると思うので、ここでは置いておきます。

気の毒なのは広島ですね。FAで主力が毎年のように抜けるので、なかなか戦力が整いません。

以前は、黒田やルイスなどいい先発が出た試合は何とか勝てていたので、チームを立て直せたのですが、今年はそうした絶対的なエースがいないので、負け出すと止まらないチーム事情になっています。まぁ、読売巨人のベンチの選手が広島に行けばクリーンナップか上位打線を打てると思いますね。


何といっても、問題は阪神タイガースです。私が心配していたとおり、守りのミスが続いています。やはり野球は守備が基本だと思うので、守備力に目をつぶり打線に力を入れているチームでは勝ち続けるのは難しいでしょう。


1985年の阪神タイガースは打力だけで優勝した印象がありますが、サードの掛布は守備はうまかったですし、ファーストのバースもショートバウンドを取るのは上手でした。

85年の阪神には、外野も名手と言う人はいませんでしたが、佐野、弘田、真弓の外野は今の阪神の外野よりもはるかに上手だったと思います。

まぁ、金本のレフト、桜井のライト、新井のサードは危なっかしいですよね。ただ、こうした危なっかしい守備も監督の采配でカバーできることはあるんですよね。回の終盤に守備を交代させることができるからです。

でも阪神では金本の連続フルイニング出場が続いているので、金本を交代できないのが致命的です。これはどこかで監督が決断して交代させないといけないでしょうね。


さて、今年も阪神タイガースは真弓監督の采配が良くないので、優勝は非常に厳しいです。でも、選手の皆さんは基本プレー(送りバントなど)を徹底して練習して、反省点をチェックして、優勝を目指して頑張ってほしいです。

「負けを次に活かす」 これだと思います。

古賀光昭の経営相談室



タイトル画像

地図を見て、歴史を知る

2010.04.05(12:43) 380

最近、紙の地図に見応えのある面白いものがたくさん出ています。私が買った本は、下記の地図です。


地図で訪ねる歴史の舞台 世界地図で訪ねる歴史の舞台 世界
(2009/08)
帝国書院編集部

商品詳細を見る


中学校や高校で習ったような地図ではなく、都市の拡大図がついていたり、歴史上の舞台となった地域を中心とした地図が載っていて面白いです。うまく言葉では表せられませんが、中心になる地域が今までに見たことのないような場所なので見ていて興味深いと思います。

例えば、インドだと三角形のインド半島全体の地図はもちろんあるのですが、インド北方を中心に大きな地図が載っていて、仏教の遺跡が良く分かります。

また、「環太平洋」というページでは、太平洋が描いてあるのですが、日本が占領した最大範囲が示されていて、太平洋戦争のおもな戦場が載っています。

これで見ると、日本がかなり無理していたのがアナログで良く分かりますね。マーシャル諸島やソロモン諸島、そしてインドネシア方面と、あまりにも戦線を拡大しすぎています。これでは勝てないですね。

まぁ、歴史舞台を地図で見ることによって、歴史への理解が深まる方法もありますね。なぜなら、歴史は宗教と民族と地理的要因が全ての元になっていますから。

私が習った高校の世界史の授業が非常に分かりにくかったのは、世界史の先生が歴史の核である宗教と民族と地理を明確に捉えてなかったからだと思います(知っていても説明しなかったのかもしれませんが)。

今はいい地図帳がありますから、上手に地図を使って歴史の説明をしてほしいですね。


ちなみに、この地図の日本版もあります。

地図で訪ねる歴史の舞台 日本地図で訪ねる歴史の舞台 日本
(2009/08)
帝国書院編集部

商品詳細を見る


古賀光昭の経営相談室



タイトル画像

米軍普天間基地移設問題について その1

2010.04.06(01:00) 381

先日、阪神タイガースの話題をブログに書いてから、阪神タイガースを検索キーワードにして『孔明の仕事相談室』に来られる方が増えています。そんな方のために“カテゴリ”で『阪神タイガース』を作りました。バックナンバーが分かりにくかったと思いますが、これで「阪神タイガース」に関する過去の記事を参照しやすくなったと思います。


昨日の仕事相談室で地図に触れました。少しそれに関連して、今課題になっています「沖縄の米軍普天間基地移設問題」について述べてみたいと思います。


結論を予想します。

「5月中には何も決まらない」と思います。

普天間基地をそのまま使わざるを得ないということになるのではないでしょうか。


鳩山総理の言う腹案は明らかにされていません。普天間基地にいるヘリ部隊を徳之島へ移設し、キャンプ・ハンセン又はキャンプ・シュワブにその他の部隊を移設する案だと私は推察しています。

この腹案をアメリカと鹿児島県徳之島が5月までに「了解」との結論が出るとは思えません。それだけではなく、沖縄県も腹案に納得しないでしょう。3者が納得しない案だと考えられます。

そもそも鳩山総理が「最低でも県外」と安易に言ったことに無理があります。なぜなら、在日米軍の配置はアメリカの戦略に則って組まれているため、日本の意思で簡単に代えることができないからです。


まず、昨日述べた地図で沖縄の位置を見てみましょう。

当面の日本に対する軍事的な脅威があるとすれば、中国と北朝鮮です。

そして、九州と台湾のちょうど中間辺りに沖縄島があります。台湾はご存じのとおり中国が侵略する可能性のある場所です。

沖縄から台湾と同じくらいの距離に上海があります。また沖縄を中心とした半径1500キロメートルの中に、ソウル、北朝鮮のピョンヤン、香港、マニラ、東京が入っているのです。

沖縄が地理的に非常に重要な位置にあることが分かります。


<続く>

古賀光昭の経営相談室



タイトル画像

米軍普天間基地移設問題について その2

2010.04.07(00:01) 382

本日も昨日の続きで、「米軍普天間基地移設問題」について述べたいと思います。

前回は、結論として何も変わらないだろうと言うことを述べました。また、沖縄がアジアの地理上の重要な位置にあることをお話ししました。


さて、意外に知られていないことですが、日本はアメリカが世界のリーダーであり続けるための戦略的根拠地です。

アメリカ本土の米軍は、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸およびヨーロッパの有事を担当しています。

それ以外の地球の半分、西経160度(ハワイ)から東経17度(アフリカ最南端の喜望峰)、つまりアジア、ロシア、オーストリアなどが属する地域は日本を戦略的拠点として米軍は戦うことになっています。そのために日本は「地球の半分の範囲で最大の陸上弾薬庫」を持っているのです。

ちなみに、この地球半分の地域を担当しているのが横須賀や佐世保を事実上の母港としている第7艦隊と沖縄に司令部を置く海兵隊なのです。

これらハワイからアフリカ最南端の喜望峰という地球半分を担当する第7艦隊や海兵隊を支えられるアメリカの同盟国は、日本以外にはありません。それを支えられるだけの弾薬や燃料の貯蔵量、技術力、資金力、工業力を持っている唯一の国だからです。

日本はアメリカにとって、それほど重要な同盟国なので、普天間基地移設問題についても、日本のお願いを頭から無視することはないと思います。腹案についても検討するでしょう。

しかし、腹案に入っていると考えられているヘリ部隊を徳之島へ移設するのは難しいと思います。なぜなら、地上部隊とヘリ部隊を切り離すことを海兵隊は飲めないからです。

また、普天間基地の普天間飛行場は92%以上が民有地です。約3000人の地主がいて年間65億円の賃借料を国が支払っています(単純計算すると一人216万円の家賃収入)。基地が無くなったら、誰も賃料を払ってくれなくなる可能性だってあります。そうした方々は普天間基地移設で問題はないのでしょうか?

また、軍があることによって雇用があったり、補助金があったりしていることもあると思います。新しい基地を作るなら、建築関係者などの利害もからんできます。

中々一筋縄ではいかない条件がそろい過ぎているのです。

そこから出てくるシナリオは、5月末までに普天間基地移設問題が決着せず、鳩山総理が辞めて、菅総理誕生というものです。

私は個人的には民主党政権では国が無茶苦茶になると推測しているので、鳩山総理が辞任することによって民主党の支持率が少し上がることを望んではいません。

しかし、そのようになる可能性が高いと思っています。

何とか正しい国益を考え、実行してくれる明治の元勲のような政治家の登場を望みます。

古賀光昭の経営相談室



2010年04月
  1. 新しい配属先で働く時のコツ(04/01)
  2. 就職率100%の大学、国際教養大学(04/02)
  3. 『集団左遷』に見る「あの頃の方が、ましだった・・・」(04/03)
  4. 阪神タイガースよ、負けを次に活かせ!(04/04)
  5. 地図を見て、歴史を知る(04/05)
  6. 米軍普天間基地移設問題について その1(04/06)
  7. 米軍普天間基地移設問題について その2(04/07)
次のページ
次のページ