今日からシリーズで「思いやりのすすめ」と題し、述べていきたいと思います。
現代の日本ほど、「思いやり」という言葉を必要としていることはないと思うのです。厳しい経済状況と相まって、職場では殺伐とした人間関係が多くなってきているように思えます。
経営者は、経済環境がますます悪くなって、会社が倒産するのでないかと言う恐怖感を持っているかもしれません。
社員は、いつリストラされるかもしれない恐怖や、日常茶飯事のパワーハラスメントがあって、会社にいるのがつらい人も多いでしょう。
家庭では介護しなければいけない親がいるとか、うつ病になっている家族がいるとか、子供の学校や勉強のことで悩みがあるなどと問題の種はつきません。
さて、そんなつらい職場や家庭で、どのように思いやりの心を発揮していけばいいのかについてお話したいと思います。
職場での思いやりのすすめ
まず、職場で他の人を必要以上に責めるのを止めましょう。特に言葉に気をつけることです。まれに暴力をふるう会社もあるようですが、そういうところは刑事事件になりますから、警察に連絡すべき問題だと思います。
それよりも言葉の暴力が最近は問題だと思います。
成果主義が行きすぎますと、相手を責める傾向が社員の心におこってきます。なぜなら、自分を守る気持ちが強くなりすぎて、無意識のうちに相手を落とすことによって自分があがろうとするためです。
そしてその責める思いは言葉に現れます。言葉で相手を徹底して責めるのです。
「死ね」とか、「おまえはダメだ」とか、相手の心をずたずたにするような言葉を発してしまうのです。
マイナスの言葉やネガティブな言葉ではなく、相手を思いやる言葉をたくさん使うようにしたいものです。
ミスをした人を叱ることはありますが、相手を叩きのめすようなことをしないで、相手が向上するような言葉を使いましょう。
相手に何か言うときには、思いやりの気持ちを持って話すようにすると、自然に相手を向上させるような言葉が出ると思います。
何かの縁があって同じ職場になった仲間です。
仲間に対して、何か一つでもプラスの言葉、励ましの言葉をかけてあげようではなりませんか。
(続く・・・・)