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ジャック・バウアーの判断

2009.10.19(00:01) 162

今日は、アメリカのTVドラマ、24-TWENTY FOUR-(トゥエンティフォー)について書きたいと思います。

24のことを知らない方のために簡単に説明します。アメリカのCTU(シーティーユーと読みます。テロ対策ユニットの略です)のジャック・バウアー(俳優は、キーファー・サザーランド)を主人公としたドラマでアメリカを襲うテロに対し、ジャックを中心とするCTUと米大統領などが解決に向けて、ギリギリの選択をして命をかけて国を守るというドラマです。

24というのは、24時間のことで、ドラマ内での時間の進行が、我々の普通の時間と同じように進行していくところから来ています。

私はこの作品を興味深く見ていまして、今までのシーズン全6作を全て見ました。最新作はシーズンⅦなんですが、この話だけ小説で読んでいるところです。

24 TWENTY FOUR 7〈VOL.1〉08:00‐14:00 (竹書房文庫)24 TWENTY FOUR 7〈VOL.1〉08:00‐14:00 (竹書房文庫)
(2009/06)
ジョエル サーナウロバート コクラン

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意外に小説でも面白いですね。映像とは違った良さがありました。全4巻で構成されていますが、現段階で3巻までの発売なので、最終的にお話しがどうなるかはまだ分かっていません。最終巻のVOL.4が楽しみです。

さて、24を見て参考になるところが2点あります。

一つは、究極の判断をするときの基準です。

テロを阻止するに当たって、ジャックには常に究極の選択が迫ってきます。どちらを取っても、人が何人か犠牲になるようなケースばかりです。

そのときに「最善の答えとは何か」をジャックは常に考え判断をしていきます。その判断の基準となる優先順位がぶれないんですね。何を最優先にするかが常にぶれていないのです。

具体的な中身はドラマを見てもらうしかないのですが、どちらも選択できないような状況で、どのような判断を下すのか、そのときの基準(優先順位)は何なのかを見ていると参考になります。


第二点は、組織における権限の明確性についてです。

24を見ているとよくでるセリフが「私には権限がない」というセリフです。このドラマでは、アメリカの大統領を取り巻く組織やテロを阻止する組織の話なので、権限が明確にされているのがよくわかります。

日本の会社組織では、誰が決裁をして、どこまで命令できるのかがよくわからないことがあります。それが、ある意味、日本社会のいいところでもあるわけですが、24に出てくる、なあなあが無い組織を見ると私は勉強になりました。


ドラマとしては、残酷なシーンがあり、その点は苦手なんですが、ストーリーはよくできていて面白いですよ。

ちなみに、ジャック・バウアーの声優小山力也さんという人です。仮面ライダーブラックRXで「霞のジョー」という役に出ていました。昔の仮面ライダー1号、2号でいうと滝和也の役みたいなものですね。小山力也さんの声はジャックにぴったりですよね。これからも小山ジャックに期待しています。

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2009年10月19日
  1. ジャック・バウアーの判断(10/19)