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逆境に立ち向かうには 第二話「独立のとん挫」

2009.10.14(00:01) 158

(「逆境に立ち向かうには」の第二話です。)

温泉に行って、気持ちの整理にある程度の成果はありました。しかし、当然ながら失業している状況に変わりはありません。

ただ、結果的には形から入ったことが有効だったと思います。


予期しない外部要因、私の場合は虚偽をでっちあげられ退職に追い込まれたのですが、こうした外部要因によってダメージを受けると精神的なリカバリーが難しくなります。

あえて形から入り、温泉で体を洗い流すという象徴的な行為をすることによって、自分のイメージを少しプラスに変えることができました。

また、「過去は過去。過ぎ去った。」と、心底までは思えなくても、そのように考えようと思えるきっかけにはなったと思います。


それから就職活動を始めましたが、中々決まりませんでした。年齢も45歳でしたし、転職回数も多かったので、専門的な知識を身につけ独立した方がいいのではと考えました。

そこでコーチング研修を受けることにしました。その時点で、失業して一カ月が経っていましたね。

コーチング研修は失業しているものにとっては、高価なものなんですが、家内は「受けるべきものは、受けたら」とあっさりと受講をOKしてくれました。


実は家内のことで、もう一つびっくりだったのは、あるボランティア団体に、このタイミングで家計からまとまったお金を寄付したことです(家計といっても、生計は私の収入のみで余裕はありませんでした)。

寄付は私達にとっては今まで当たり前のようにやってきていたことなんですが、さすがにこのタイミングで寄付とは・・・・・私は躊躇していました。

でも家内は、「こういう時だから出そうよ。今までもやってきたんやし、それで(寄付をして)路頭に迷ったこともないやん」と言うんですね。

私もここは素直に出すしかないなと思い、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、ポンと寄付をしました(ほんと、びっくりですよね)。


さて、コーチング研修では、コーチングの手法が学べたただけではなく、色々な人と出会うことができました。その中の一人と気が合い、一緒に独立をしようと考えて、アイディアを出しあい話を進めていました。

ところが、2カ月ほどして、彼から突然独立ができなくなったと言われて、計画がとん挫します。

彼がメインになる事業構想だったので、彼がノーだった場合には、私にはどうすることもできなかったのです。

失業して既に3カ月が経っていました。


(続く・・・)

世界を変える若き企業家たちへ



2009年10月14日
  1. 逆境に立ち向かうには 第二話「独立のとん挫」(10/14)