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逆境に立ち向かうには

2009.10.13(12:46) 157

子供の高校入試一週間前45歳で会社を辞めさせられた男性がいます。それも嘘をでっちあげされてです。


実は、この男性、私です。


私は、子供が高校の入学試験を受ける一週間前というタイミングで、勤めていた会社の社長からをでっちあげられ、自己都合で会社を辞めさせられることになりました(自己都合ですから、失業保険はすぐに支給されません)。

非常に腹立たしかったですし、つらかったですね。それと同時に、これからどうすればいいのか、家内や子供に何と説明をすればいいのか分かりませんでした。


とにかく、帰りに電話で、退職することを家内に話すことにしました。

家内は「えー! 何それー! 何があったん!?」と最初はすごく驚いていました。

ところが、話をしている内に励ましてくれて、「そんな会社と早く縁が切れて良かったやん!元気に帰って来て」と、思いっきり前向きなことを言ってくれました。

今でも奇跡のような言葉だと思いますし、感謝しています。


家に帰り、改めて家内と話し合いをして、子供たちには心配をかけないようにしようと決めました。

試験を受ける子供には、「会社を事情があって辞めることになったけど、心配するな。学校には行けるから。安心して試験を受けなさい」と言ったのですが、その時点では何の保証もなかったですし、蓄えもそれほどあるわけではなかったので、不安感は相当のものがありましたね。


さて、そんな気持ちの中、社長への憎しみや、これからの不安が交錯していたわけですが、こんな気持ちを引きずっていては、うまくいくものも、うまくいかないと思い、とにかく気持ちをきれいに整理しようということを考えました。

人を憎んでいたり不安感を持っていたりすると、成功の思いとは真逆になってしまうので、このままの気持ちではいけないと思ったんですね。


そこで日光方面へ温泉につかりに行くことにしました。温泉でじっくり体を洗いながら、憎しみや不安感を洗い流そうと考えたんです。

温泉にゆっくりとつかっていると、温かなお湯が、まるで大きな愛となって自分を包んでくれているような感じがしました。

つらい現実もあるけれども、また新たな一歩を、一からスタートして頑張ります」と夫婦で仏神に誓いました。


この時の私達には分かりませんでしたが、次の仕事が決まるまでには、まだ四カ月ほどの時間が必要だったのです。


(続く・・・)

世界を変える若き企業家たちへ



2009年10月13日
  1. 逆境に立ち向かうには(10/13)