今日は女性向けです。タダで、旦那さん、ご主人、彼氏を大会社の社長にする方法です。
タイトルが過激ですけど、スタートは阪急電車と阪急沿線です(きれいな桜をイメージしてくださいね)。
関西に住まれている方はよくご存じですが、阪急電車は茶系色をした、きれいで上品な車両の電車です。その沿線も美しい地域が多く、宝塚歌劇団の劇場がある宝塚も阪急沿線です。
これらの事業を成功させた人が小林一三(いちぞう)です。
ちなみに、ゴジラ映画の東宝も同じグループで、元の名前は東京宝塚劇場といいます。
宝塚歌劇団が女性だけで構成されている理由を、小林は次のように説明しています。
「ただ経費の一点と、少女達を囲む若い男の世界が危険であることと、(中略) 一番無事で既に売り込んでいる三越の少年音楽隊に競争しても、宝塚の女子唱歌隊ならば宣伝効果満点であるという、イージーゴーイングから出発したものだった」(『小林一三 逸翁自叙伝』日本図書センター)
女性だけで演じるところに戦略があったのかと思いきや、本人言うところのイージーな発想から始まったのだから、面白いものです。
さて、この小林一三は三和銀行の銀行マンでしたが、女性関係で左遷されています。ただでさえ遊び人であった上に、当時23歳であった小林は、15歳の恋人コウと逢瀬を楽しんでいたのです。
お見合いで他の女性と結婚することになり、大阪支店に戻ったのですが、コウと別れることができずに、すぐに離婚してしまいます。これで「新妻を追い出したひどいやつ」と行内での評判が決定的となり、新聞の記事にまでなったそうです。
その後、コウとは結婚するのですが、このままではいけないと、好きなお茶屋遊びも辞めて、まじめに働くようになります。
なぜそこまでコウのことが好きだったのかと疑問に思われるでしょう。コウが幼きころ、行者が彼女の人相を見て、母親に「百万人に一人といない幸運の男の妻になれる。大切に育てなさい」と言ったそうです。
コウは「自分が見込んだ男は必ず成功する、大成する、大物になる」と信じていたんですね。その信念を彼女は小林に出会って一カ月もたたないときに小林に語っています。
だから、小林は、会社でつらいことがあるとコウの顔をみることにしていたそうです。
「私を妻にする旦那様は必ず出世する」という堅い堅い信念に生きている彼女(『小林一三 逸翁自叙伝』)をじっと見ることによって、左遷されたり逆境にあるときにも、この成功する話を思い出し勇気をもらっていたのでしょうね。
現代の感覚で読むと行者の話しかり、根拠のなさそうな話かもしれませんが、自分のことを大物になると、じっと信じてくれている人の存在は、男にとってとても大きなことだと思います。
「士は己れを知る者の為に死す」(『史記』)という言葉もあります。
孔明も玄徳が己れのことを知ってくれたから、命を捧げたと思います。
奥様方、旦那さんに言ってみてはいかがでしょうか。
「私が見込んだ人は、一代の英雄、大物になるって言われたよ。信じているからね!」と。
男は単純ですから。それで本当に大会社を創ってくれたらお得です(笑)
タイトルが過激ですけど、スタートは阪急電車と阪急沿線です(きれいな桜をイメージしてくださいね)。
関西に住まれている方はよくご存じですが、阪急電車は茶系色をした、きれいで上品な車両の電車です。その沿線も美しい地域が多く、宝塚歌劇団の劇場がある宝塚も阪急沿線です。
これらの事業を成功させた人が小林一三(いちぞう)です。
ちなみに、ゴジラ映画の東宝も同じグループで、元の名前は東京宝塚劇場といいます。
宝塚歌劇団が女性だけで構成されている理由を、小林は次のように説明しています。
「ただ経費の一点と、少女達を囲む若い男の世界が危険であることと、(中略) 一番無事で既に売り込んでいる三越の少年音楽隊に競争しても、宝塚の女子唱歌隊ならば宣伝効果満点であるという、イージーゴーイングから出発したものだった」(『小林一三 逸翁自叙伝』日本図書センター)
女性だけで演じるところに戦略があったのかと思いきや、本人言うところのイージーな発想から始まったのだから、面白いものです。
さて、この小林一三は三和銀行の銀行マンでしたが、女性関係で左遷されています。ただでさえ遊び人であった上に、当時23歳であった小林は、15歳の恋人コウと逢瀬を楽しんでいたのです。
お見合いで他の女性と結婚することになり、大阪支店に戻ったのですが、コウと別れることができずに、すぐに離婚してしまいます。これで「新妻を追い出したひどいやつ」と行内での評判が決定的となり、新聞の記事にまでなったそうです。
その後、コウとは結婚するのですが、このままではいけないと、好きなお茶屋遊びも辞めて、まじめに働くようになります。
なぜそこまでコウのことが好きだったのかと疑問に思われるでしょう。コウが幼きころ、行者が彼女の人相を見て、母親に「百万人に一人といない幸運の男の妻になれる。大切に育てなさい」と言ったそうです。
コウは「自分が見込んだ男は必ず成功する、大成する、大物になる」と信じていたんですね。その信念を彼女は小林に出会って一カ月もたたないときに小林に語っています。
だから、小林は、会社でつらいことがあるとコウの顔をみることにしていたそうです。
「私を妻にする旦那様は必ず出世する」という堅い堅い信念に生きている彼女(『小林一三 逸翁自叙伝』)をじっと見ることによって、左遷されたり逆境にあるときにも、この成功する話を思い出し勇気をもらっていたのでしょうね。
現代の感覚で読むと行者の話しかり、根拠のなさそうな話かもしれませんが、自分のことを大物になると、じっと信じてくれている人の存在は、男にとってとても大きなことだと思います。
「士は己れを知る者の為に死す」(『史記』)という言葉もあります。
孔明も玄徳が己れのことを知ってくれたから、命を捧げたと思います。
奥様方、旦那さんに言ってみてはいかがでしょうか。
「私が見込んだ人は、一代の英雄、大物になるって言われたよ。信じているからね!」と。
男は単純ですから。それで本当に大会社を創ってくれたらお得です(笑)