Q(女性) : 「どんな人と結婚したらいいのでしょう?」
A(古賀) : 「あなたが操縦できる人と結婚するのがいいです」
女性の幸福の一つは、夫を自由に操縦して出世させるということもあるのではないでしょうか。
現代では共働きが普通になっていて、この傾向はますます強くなるばかりだと思います。
しかし、女性の特性を生かした仕事をしている人や、会社でバリバリ働きたい人もいらっしゃるでしょうが、夫に偉くなってもらって、たくさん稼いでもらうという選択肢もあるわけですね。
では、どの男性なら自由に操縦できるか、その見分け方をお教えしましょう。
それには、相手(男性)をあなたが理解できるかどうかがポイントです。
この人が出世するにはどうすればいいかがわかること。どのように持っていってあげたら、この人が成功するかをあなたがわかる人であることですね。それがポイントです。
ま、女性の側から見て、相手の器が分かる相手ならいいんじゃないでしょうか。あるいは、何を考えているかが手のひらの上で分かるような相手ならいいと思いますね。
そして、男性の側も、結局心の中では、自分を理解して支えてくれる人を求めているものなので、お互いにぴったりと求め合うということになると思うんですね。
男に振り回される人生より、男を操縦したほうが女性は幸せになれると私は思いますが、皆様はいかがでしょうか。
世界を変える若き企業家たちへ
今日は、悩みがあって眠れない人、不眠症の人へのアドバイスをいたします。
嫌なことや、懸案事項や深刻な悩みがあると、誰しも眠れない夜があるものです。
では、そんな時どうすればよいでしょうか。
一番簡単なのは、心療内科に行って、睡眠導入剤を処方してもらうことです。
心療内科というと心の病気やうつ病の人が行くところだと思って印象の悪い人もいるかもしれません。
しかしながら、心の病気は誰しもかかる可能性のあるものです。負い目なんか全くもたずに病院の先生の治療を受けましょう。
ただし、心療内科には相性があります。そのドクターに自分が合わないなと思えば、別の病院に行くようにしてくださいね。
薬に関してですが、最近は薬も良くなっています。睡眠導入剤は癖にならないものもありますから、ご心配なく。眠れない時は、薬でゆっくりと寝て、元気になったら薬を辞めるというのもいいんではないでしょうか。
薬以外の方法としては、眠れないときは本を読むのもいいですね。
ネットはあまりお勧めしません。神経が興奮することもあるので、真面目な本をじっくりと読むことをお薦めします。
また、静かにできるのが条件ですが、軽く室内運動をして、体を疲れさせることもいいですね。腕立て伏せや腹筋運動をして適度に体を疲れさせて眠るのも方法です。
最後に、眠れない人、不眠症の人への精神面へのアドバイスです。
それは、睡眠不足で死んだ人はいないという事実です。
(昔、本宮ひろ志の漫画『男一匹ガキ大将』で主人公の戸川万吉が、刑務所の中で眠れない拷問を何日も受けていましたが、息を停めて死んだふりをして窮地を脱していました。漫画の中でも死んでいません。)
睡眠不足よりも、眠れないという恐怖感を持つ方がいけません。眠れない焦りがいけません。
不眠症そのものが原因で死ぬことはないと知って焦らないようにしましょう。
人間は眠るようにできています。 大丈夫、必ず眠れます!
世界を変える若き企業家たちへ
巨人や中日は貯金(勝ち数が負け数より多いことを言う)があるので、仮に阪神がCSに行くことになっても、阪神は借金チーム(負け数が勝ち数より多い)ですから、それはそれで巨人や中日に対して失礼だったんですけどね。応援していただけに残念でした。
阪神タイガースの今年の敗因は色々ありますが、なんといっても補強をしなかったことにつきると思います。
昨年、後半に失速して巨人に逆転優勝されたのにもかかわらず、横浜の三浦大輔投手のFA獲得ばかりに集中し、三浦投手の獲得に失敗すると、あとは何の補強もできないというお粗末さでした。
今の野球は毎年補強しないと(戦力の現状維持)必ず力が落ちます。
なぜなら、他チームは研究をしてきますし、選手は毎年、年を取ります。そしてケガ人が出て、あてにしていた戦力がいないことなど、簡単に起こるからです。
それから、真弓野球(阪神の監督は、真弓昭信監督です。その監督の指揮、カラーなどを指します)がどんな野球なのか、最後まで分かりませんでしたね。
盗塁は赤星選手以外はできませんから、走る野球ではありませんでした。
守りを中心とする野球というには、不安定な安藤投手や下柳投手がローテーションの核でしたし、抑えもアッチソン投手と藤川球児投手の2枚と、後半は3枚の抑えを用意できなかったですしね。
打のほうは、ホームランの数は増えましたが、前半全く打てなかった新井選手を2軍に落とすことなく5番で使い続けたのは問題だと思います。気分転換の意味でも2軍に行かせるべきでした。
また、金本選手の連続試合フルイニング出場もすごすぎる記録ですが、どこかで休みながら起用しないと、年間通しての活躍は難しいでしょう。
テレビで野球を見て、常勝チームを作った巨人の原監督と日本ハムの前監督ヒルマン監督の共通点
に気付きました。
二人とも試合中に細かくメモを取っているんですね。
内容は分かりません。でもプレーの合間に、イニングの合間に何かメモをしているんですね。気付いたことを忘れないように記録して、それを後で選手の育成や戦術に活かしているんでしょう。
真弓監督や前監督の岡田監督ではそういう姿を見たことがありません。人は忘れるものです。気付いたことやインスピレーションはその場でメモをしないと忘れてしまいます。
強いチームの監督ですら、ちょっとした努力をしているのです。それに挑戦するチームならそれ以上の努力をしないと勝てるわけがありません。
野球の監督は、体系的にマネジメントを勉強したことはないと思うんですね。
挑戦するチームの監督、コーチは、ドラッカーのマネジメントや軍史を研究して勉強すると野球に活かせると思うのですが(私もいつの日か、野球選手のために軍史を体系化して教えたいと思いますね)。
すみません、今日のところは野球だけで終わります。また明日をお楽しみにしてください。
世界を変える若き企業家たちへ
現代のビジネス理論の元(もと)になっているのは、軍隊、兵站(へいたん。兵士・物資の供給です)、作戦などです。
太古の昔から物の交換ような商取引はあったでしょう。しかし、商取引が本当の意味で発展したのは、それほど昔のことではありません。
それに比べ、戦争は太古の昔から最も研究がなされ、いかにすれば勝てるかを徹底して考えられてきました。そして武器が開発され、組織論が発達し、ロジスティクス(物流)が発展し、戦略と戦術が研究され続けてきたのです。
私は戦争が嫌いです。しかしながら、軍事技術や戦略、組織などの進歩が、我々の生活の進歩に貢献しているところは否めません。
皮肉なことですが、軍事に人類の叡智(えいち)が残っているので、現代のビジネス理論、マネジメント論は、ほとんど戦争や軍隊を参考にして組み立てられているのです。
さて、戦争における勝敗を決する要素で、優先すべき順に孔明流に並べてみましょう。
① 情報
② 戦力(補給を含む)
③ 大将
④ 戦略
⑤ 戦術
この数字順が優先順位です。いくらいい戦術を立てても、戦略がダメだと勝つことができません。
また、いかにすごい戦略を立てても、大将が愚将であれば勝てません。
そして、いくら名将がいても硫黄島のように戦力もなければ負けてしまうのです。
その戦力もどこに攻めたらいいかという情報がなければ、攻めようもありません。このようなものです。
長くなりましたね。明日、この勝敗を決する5つについて、野球を交えてお話しします。ビジネスにも応用が聞く話になると思いますので、ぜひお楽しみに。
世界を変える若き企業家たちへ
そして、現代のビジネスマネジメントは、戦争を研究のもとにしていることと、戦争の勝敗を決する5つの要素について書きました。
その5つの要素は、①情報、②戦力(補給を含む)、③大将、④戦略、⑤戦術、以上の5つです。
さて、野球も試合という戦いです。
勝つためには、ビジネスのマネジメント理論が有効ですし、マネジメント論の元になっている軍事的な知識を勉強することは、野球の勝利に大いに役立つはずです。
ここでは、5つの要素のうち、②の戦力について述べましょう。戦争で情報以外に最も大切なものは、補給です。兵士、武器、食糧などの補給、輸送になります。これらを兵站と呼びますが、兵站がだめな軍は絶対勝つことができません。
野球も同じですね。戦力がないチームは勝つことができません。
これは当たり前のことですが、かといって阪神タイガースは4位になる戦力でもないと思います。これは、③の大将以下、戦略も戦術もだめだったこともあります。
しかし、戦う前から、チームの補給ビジョンが間違っていたのです。それは、チームバランスが非常に悪かったことです。
FAで強力な選手を毎年獲得するなど虫のいいことをやり続けることは不可能です。FAによる獲得は続けるとしても、現状の選手で勝てる野球も考えなければなりません。
一つは足です。盗塁ですね。赤星選手以外に走れる選手を徹底して育てることです。走れる選手がいれば、ノーアウトでファーボールで一塁に出てから、2塁へ盗塁し、送りバントで3塁へ送れます。
そうすれば内野ゴロでも1点が入るのです。ノーヒットで点が入る野球ができます。足を使った野球ができる選手を育てることです。
それから阪神はいいバッターやレギュラーが左中心というバランスの悪い打線でした。金本、赤星、鳥谷、ブラゼル、平野と左偏重です。
しかし、今年の阪神の野手の大きな成果として右バッターの浅井選手と桜井選手の成長でしょう。
浅井選手をライトで使い、桜井選手をサードにコンバートするのもいいかもしれません。新井選手は、スローイングもいいとは思えないので、セカンドのほうがいいかと思います(動きが悪いかな?)。
キャッチャーは狩野捕手ががんばりましたが、スローイングとキャッチングがまだまだ良くないみたいなので、他球団からのトレードによる補強は必要だと思います。矢野捕手は次の監督候補として、コーチ兼任がいいでしょうね(古田さんみたいにはならないように)。
本当は守備重視の布陣にしたいのですが、孔明流では攻撃的な布陣になってしまいました。
一番 センター 赤星(平野)
二番 ライト 浅井
三番 レフト 金本
四番 セカンド 新井
五番 ショート 鳥谷
六番 サード 桜井(関本)
七番 ファースト ブラゼル
八番 キャッチャー 狩野
それから投手の補強ですが、コントロールが悪くても球威のある投手を取るべきです。中日のピッチャーは、球威のあるピッチャーが多く、打者が打ちにくそうにしています。井川投手も最初はコントロールがなかったですが、球威があったので徐々にコントロールを覚え、エースに成長しました。やはり、球威はバッターへの脅威だと思います。
とにかく球威のあるピッチャーを取るべきです。それと体が柔らかくて丈夫な人ですね。
色々と書きましたが、ケガ人が出ることを想定して補強をすることと、チームバランスを取るようにすることが大切です。
私は今回、仕事相談に関係のない阪神タイガースのことを書きましたが、皆さまも好きなスポーツを見られて、そのチームの勝因や敗因を考えたり、対策を考えたりすることをお薦めします。
スポーツでも敗因や対策を考えること(仮説をたてること)によって、考える力がつきます。身近なことを材料に普段から「自分ならどうする。あるいは、自分の尊敬する人ならどう考えるだろうか」と想像することもいいと思います。
身の回りの色々な物を、考える力の材料にしてみてください。今日は以上です。
世界を変える若き企業家たちへ
実は、この男性、私です。
私は、子供が高校の入学試験を受ける一週間前というタイミングで、勤めていた会社の社長から嘘をでっちあげられ、自己都合で会社を辞めさせられることになりました(自己都合ですから、失業保険はすぐに支給されません)。
非常に腹立たしかったですし、つらかったですね。それと同時に、これからどうすればいいのか、家内や子供に何と説明をすればいいのか分かりませんでした。
とにかく、帰りに電話で、退職することを家内に話すことにしました。
家内は「えー! 何それー! 何があったん!?」と最初はすごく驚いていました。
ところが、話をしている内に励ましてくれて、「そんな会社と早く縁が切れて良かったやん!元気に帰って来て」と、思いっきり前向きなことを言ってくれました。
今でも奇跡のような言葉だと思いますし、感謝しています。
家に帰り、改めて家内と話し合いをして、子供たちには心配をかけないようにしようと決めました。
試験を受ける子供には、「会社を事情があって辞めることになったけど、心配するな。学校には行けるから。安心して試験を受けなさい」と言ったのですが、その時点では何の保証もなかったですし、蓄えもそれほどあるわけではなかったので、不安感は相当のものがありましたね。
さて、そんな気持ちの中、社長への憎しみや、これからの不安が交錯していたわけですが、こんな気持ちを引きずっていては、うまくいくものも、うまくいかないと思い、とにかく気持ちをきれいに整理しようということを考えました。
人を憎んでいたり不安感を持っていたりすると、成功の思いとは真逆になってしまうので、このままの気持ちではいけないと思ったんですね。
そこで日光方面へ温泉につかりに行くことにしました。温泉でじっくり体を洗いながら、憎しみや不安感を洗い流そうと考えたんです。
温泉にゆっくりとつかっていると、温かなお湯が、まるで大きな愛となって自分を包んでくれているような感じがしました。
「つらい現実もあるけれども、また新たな一歩を、一からスタートして頑張ります」と夫婦で仏神に誓いました。
この時の私達には分かりませんでしたが、次の仕事が決まるまでには、まだ四カ月ほどの時間が必要だったのです。
(続く・・・)
世界を変える若き企業家たちへ
温泉に行って、気持ちの整理にある程度の成果はありました。しかし、当然ながら失業している状況に変わりはありません。
ただ、結果的には形から入ったことが有効だったと思います。
予期しない外部要因、私の場合は虚偽をでっちあげられ退職に追い込まれたのですが、こうした外部要因によってダメージを受けると精神的なリカバリーが難しくなります。
あえて形から入り、温泉で体を洗い流すという象徴的な行為をすることによって、自分のイメージを少しプラスに変えることができました。
また、「過去は過去。過ぎ去った。」と、心底までは思えなくても、そのように考えようと思えるきっかけにはなったと思います。
それから就職活動を始めましたが、中々決まりませんでした。年齢も45歳でしたし、転職回数も多かったので、専門的な知識を身につけ独立した方がいいのではと考えました。
そこでコーチング研修を受けることにしました。その時点で、失業して一カ月が経っていましたね。
コーチング研修は失業しているものにとっては、高価なものなんですが、家内は「受けるべきものは、受けたら」とあっさりと受講をOKしてくれました。
実は家内のことで、もう一つびっくりだったのは、あるボランティア団体に、このタイミングで家計からまとまったお金を寄付したことです(家計といっても、生計は私の収入のみで余裕はありませんでした)。
寄付は私達にとっては今まで当たり前のようにやってきていたことなんですが、さすがにこのタイミングで寄付とは・・・・・私は躊躇していました。
でも家内は、「こういう時だから出そうよ。今までもやってきたんやし、それで(寄付をして)路頭に迷ったこともないやん」と言うんですね。
私もここは素直に出すしかないなと思い、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、ポンと寄付をしました(ほんと、びっくりですよね)。
さて、コーチング研修では、コーチングの手法が学べたただけではなく、色々な人と出会うことができました。その中の一人と気が合い、一緒に独立をしようと考えて、アイディアを出しあい話を進めていました。
ところが、2カ月ほどして、彼から突然独立ができなくなったと言われて、計画がとん挫します。
彼がメインになる事業構想だったので、彼がノーだった場合には、私にはどうすることもできなかったのです。
失業して既に3カ月が経っていました。
(続く・・・)