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未来社会を予測する方法

2009.09.17(00:01) 128

今日の「仕事相談室」は、どちらかというと経営者や、未来社会を予測したい人向けの内容です。
19世紀初頭に活躍をしたドイツの哲学者、ヘーゲルの話です。

ヘーゲルというと、弁証法(べんしょうほう)が思い出されます。ここでは、簡単に弁証法について説明します。ヘーゲルは、弁証法を広義の意味と狭義の意味の両方で使っていますが、ここでは説明を簡単にするために広義の意味でお話をします。

全てのもの(A)は自分の中から必然的に自分を否定し、自分に対立するもの(非A)を産みだします。

しかし、Aと非Aは両立することは矛盾です。しかもAと非Aとの両立が持続することは不可能です。つまり、矛盾は克服されないといけないという必然性が生じます。

そこで自己否定(非A)は、もう一度否定されることになり、自分との対立否定関係を克服することによって、いっそう高次の段階へ移行することによって克服されるというものです。

弁証法的発展とはこのようなものであり、最初にあるもの(A)が正(テーゼ)、それの否定が反(アンチテーゼ)であり、これを否定することによって両者の矛盾を克服した段階が合(ジュンテーゼ)です。

いわゆる、「正、反、合」という言葉で弁証法が定式化されているのがこれです。


さて、前置きが長くなりました。

ヘーゲルがいうには、歴史は弁証法的に展開し発展するものとなっています(ヘーゲルは世界理性のことを説明しているのですが、割愛します)。

つまり、政治や国家の経済も、身の回りのビジネスレベルでも、弁証法的に発展していくということです。

あるものがあったら、それを否定するものがでてきて、その後それを統合するものが出てくるというのが世の中の流れになるわけです。

これは何にでも応用できます。これからビジネス社会で起きることを予測するときは、弁証法を使って考えると先を読むことができます。

考えるヒントとして、弁証法を使ってみてはいかがでしょうか。

古賀光昭のビジネス相談



2009年09月17日
  1. 未来社会を予測する方法(09/17)