ダイヤモンド社の『ハーバード・ビジネス・レビュー 2022年11月号』の特集として「これからの経営者の条件」というものが組まれています。
その中で、「最高経営幹部に最も必要とされるスキルは何か」という題で、ハーバード・ビジネス・スクール教授のラファエラ・サドン氏、ジョセフ・フラー氏ら4名による論文が掲載されています。
この中で、世界有数のエグゼクティブサーチ会社のデータを使い分析して、最高経営幹部にいまどのような能力が求められているかに関し、次の結論を出しています。
(以下太字は『ハーバード・ビジネス・レビュー 2022年11月号』からの引用)
従来型の能力、特に財務や物的資源のマネジメントに関する能力は、今日でも大きな役割を果たしている。
だが、現代の企業がトップリーダー、特に新たなCEOを探す場合、そのような能力の重要性は以前と比べて低下している。
その代わりに、他のいかなる資質よりも重視されるものがあった。それは高度なソーシャルスキルだ。
ソーシャルスキルとは、ラファエラ・サドンさんらによると、次のような特定の具体的な能力を指しています。
・高いレベルの自己認識
・人の話をよく聞き上手にコミュニケーションを取る能力
・さまざまなタイプの人やグループと協働する力
・他者がどのように考えたり感じたりしているか推測する能力
「過去20年間で、企業は最高経営幹部の役割を大幅に見直した」ようです。
そして、この論文では、ソーシャルスキルが求められているのは最高経営幹部だけではなく、「従業員の階層を問わず、高度なソーシャルスキルが求められる仕事がますます増えている」ことを伝えています。
また、「ますます多くの仕事が技術に委ねられるようになるほど、組織のあらゆる階層で、優れたソーシャルスキルを持つ人材に対する需要が高まり、彼らは労働市場でより大きな賃金プレミアムが得られるのだ」とも書かれています。
詳しい内容は、『ハーバード・ビジネス・レビュー 2022年11月号』を読んでいただいたらよろしいかと思いますが、要するに、多様な人材を束ねて成果を上げるには、ソーシャルスキルが必要なんだということですね。
これらは欧米での調査ではありますけれども、日本でも同じことが求められてくるでしょう。では、「これからの経営者の条件」をどうやって身に付けていけば良いかについては、改めて書いてみたいと思います。

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その中で、「最高経営幹部に最も必要とされるスキルは何か」という題で、ハーバード・ビジネス・スクール教授のラファエラ・サドン氏、ジョセフ・フラー氏ら4名による論文が掲載されています。
この中で、世界有数のエグゼクティブサーチ会社のデータを使い分析して、最高経営幹部にいまどのような能力が求められているかに関し、次の結論を出しています。
(以下太字は『ハーバード・ビジネス・レビュー 2022年11月号』からの引用)
従来型の能力、特に財務や物的資源のマネジメントに関する能力は、今日でも大きな役割を果たしている。
だが、現代の企業がトップリーダー、特に新たなCEOを探す場合、そのような能力の重要性は以前と比べて低下している。
その代わりに、他のいかなる資質よりも重視されるものがあった。それは高度なソーシャルスキルだ。
ソーシャルスキルとは、ラファエラ・サドンさんらによると、次のような特定の具体的な能力を指しています。
・高いレベルの自己認識
・人の話をよく聞き上手にコミュニケーションを取る能力
・さまざまなタイプの人やグループと協働する力
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「過去20年間で、企業は最高経営幹部の役割を大幅に見直した」ようです。
そして、この論文では、ソーシャルスキルが求められているのは最高経営幹部だけではなく、「従業員の階層を問わず、高度なソーシャルスキルが求められる仕事がますます増えている」ことを伝えています。
また、「ますます多くの仕事が技術に委ねられるようになるほど、組織のあらゆる階層で、優れたソーシャルスキルを持つ人材に対する需要が高まり、彼らは労働市場でより大きな賃金プレミアムが得られるのだ」とも書かれています。
詳しい内容は、『ハーバード・ビジネス・レビュー 2022年11月号』を読んでいただいたらよろしいかと思いますが、要するに、多様な人材を束ねて成果を上げるには、ソーシャルスキルが必要なんだということですね。
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