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独立する前に、独立した人に話しを聞いておくといい

2012.10.06(17:03) 1158

中高年の方で就職が決まらない人で、独立を考えている人もいらっしゃると思います。あるいは、社会保険労務士や税理士など何らかの国家資格を取ってサラリーマンを辞めて独立を考えている方もたくさんいらっしゃるでしょう。

独立する精神は素晴らしいと思います。

ただ、独立する前に、独立している人に実際のところを聞くのを、私はお薦めします。


例えば資格を取って独立を考えている人だったら、資格をとることよりも、お客様を掴むことがいかに難しく、大事であるかを体験者から聞いておくといいと思います。

これは独立している方からすれば当たり前のことなのですが、サラリーマンで普通に成功している人には中々実感として分からないものがあります。


あるいは、最初から株式会社にするのではなく、個人事業として小さく始めるのがいいというのも、サラリーマンの人にはピンとこないところがあります。

資本金に制限がありませんから、資金が少額しかなくても株式会社を設立できます。

しかし、株式会社にすると税務申告が複雑になったり、法人事業税など赤字であっても発生する税金があり、思ったよりもお金がかかります。

それゆえ、ある程度軌道に乗るまでは個人事業として始めるのがいいのです。

また、事務所も借りるのではなく、自宅で始めるということもあります。

そうしたことも体験した人でないと、ピンとこないことがあります。


もし独立を考えておられる方がいらっしゃいましたら、周りで独立している人に聞くといいですね。

「独立して何が大変だったか?」

「何が成否のポイントだったか?」

「独立して良かったか?」
など。


独立をネガティブに考える必要はありませんけど、知っておくと有意義な知識もありますので、聞ける人がいれば聞いておくといいと思いますね。

古賀光昭の経営相談室



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カプコン創業者、辻本憲三会長の目の付けどころの鋭さ

2010.08.03(12:38) 540

村上龍、小池栄子の「カンブリア宮殿」にカプコン創業者の辻本憲三会長が出演していました。

カプコンは私もゲームで結構お世話になっております。「バイオハザード」シリーズ、「鬼武者」1~3は大好きなゲームです(ちなみに、「デビルメイクライ」と「モンスターハンター」は好きなゲームではありません。「戦国BASARA」をやったことはありません。すみません)。

私も知らなかったんですが、辻本憲三会長は、最初駄菓子屋を営んでいたそうです。その駄菓子屋で、綿菓子の製造機を置いたら、子供達が20人から30人並んで、喜んで10円玉を入れて綿菓子を作っていたとか。

それを見た辻本会長は、「子供達を夢中にするのは綿菓子ではない。綿菓子を作る過程なのだ」と思ったそうです。こんなことがあるんだなと感心して綿菓子の機械を全国に売り歩いたそうです。

その後、駄菓子屋に改造パチンコ台を置いたそうなんです。すると、景品がもらえないパチンコでも子供がお金を使っているのを見て、「これからの日本人はストレスを感じて、生産性のないものにお金を使うはずだ。ゲームにお金を使うようになる」と確信したんですね。


成功する人は、同じ事象を見ても、普通の人が気付かないことに気づくものですね。


それから、「インベーダーゲーム」のブームが来たときに、ゲーム機の製造販売でものすごい儲かったようです。しかし、「インベーダーゲーム」もブームが終わると在庫の山になり、借金が残ってしまったんですね。


その後は、借金を返して、ゲームセンターのゲーム機を開発製造販売したそうです。そのうち、「ファミリーコンピュータ」のブームが起きて、ゲームセンターのソフトをファミコン用に移管してTVゲーム業界に進出したらしいですね。

ファミコンの時も売れないソフトを大量に作って失敗したようですね。いつもうまくいっていたわけではなく、成功と挫折の繰り返しだったようです。


私がテレビを見て感心したのは、開発中のゲームに、素人のユーザーを使って操作性や難しさ、面白さをチェックさせているところでした。

最初はクリエーターが嫌がったそうです。素人と自分達プロは違うんだということだったんでしょう。でも、辻本会長は素人のユーザーに意見を言わせたんですね。

クリエーターの「このゲームはヒットします」という言葉よりも、たくさんの素人のユーザーに聞く方が確かな答えが得られるのだという考えだと思います。


やはり、「答えは市場にあり」ですね。

古賀光昭の経営相談室



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サッカー日本代表のような負けない戦いはビジネスでも必要

2010.06.17(19:41) 489

「2010 FIFA ワールドカップサッカー南アフリカ大会」も、日本代表がカメルーン代表に勝利して、少し盛り上がりを見せてきていますね。

そして、いよいよ次の土曜日に日本対オランダ戦が行われます。このゲームは勝つことがベストですが、負けないこと、すなわち引き分けに持ち込むことも予選突破には重要な要素になってきます。

サッカーは勝ち点で予選を勝ち抜くことになっていますので、勝つことも大事ですが、負けないことも戦略的にはとても大切なスポーツですよね。引き分けでも勝ち点1がつくので、いかに負けないかがポイントになってきます。


実はプロ野球でも同じようなことがあります。

3連戦で3連勝しますと、勝ったチームは相手に対し3ゲーム差をつけることができます。しかし、2勝一敗になりますと、ゲーム差は1しか付かないんですよね。つまり、ゲーム差は3対1となるんです。

勝ち数は3勝と2勝では1勝しか違いません。ところが3連勝と2勝1敗では、ゲーム差では3倍違います。

また、もし2勝1分けとなりますと、ゲーム差は2つとなり、3連勝と比べて、3対2になります。勝ち数の分だけゲーム差が付くことになります。

結局私が言いたかったのは、プロ野球でも負けるのと引き分けでは大違いだということです。サッカーは引き分けで勝ち点がつくのでプロ野球以上に負けないことがポイントになります。


このことはビジネスにも言えることだと思います。負けないビジネスをすることも大事です。

日常のビジネスで、勝つことができなくても、引き分けといいますか、負けない方法はないだろうかと考えることも必要な局面はあると思うんです。

完全に負けてしまうのではなく、悪くても引き分けに持ち込む。あるいは、勝ちを狙いにいって大きな失敗(負け)をするのではなく、引き分けを狙う。

人生でもビジネスでも、時にはそうした戦略も必要だと思います。


負けない戦いは無駄ではありません。

古賀光昭の経営相談室



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会社と自分にお金を残す方法

2010.05.12(22:31) 440

今回は中小企業の社長様向けのお話しです。最近の経済状況では、「黒字で税金の支払いに困る」という会社は少ないかもしれませんが、経済状況が好転してくる前に正しい節税知識を知っておくことは大切です。

とにかく、会社に上手にお金を残す方法を考えましょう。あるいは、会社のお金を社長(又は家族)のお金にする方法を知っておきましょう。


まずは、生命保険の有効活用を考えることです。

生命保険を社長や役員である家族の退職金として積み立てておきます。保険は種類によって損金にできる範囲が違ってきますから、事前に保険の種類を目的に合わせて選ぶようにしてください。

気をつけなければいけないのは、会社が負担して仮に全額損金で計上した生命保険でも、解約するときには、それがすべて収益になって会社に税金がかかるということです。

それゆえ、生命保険はあくまで役員の退職金に当てるのがいいと思います。退職金だと税負担が16%なので、法人税をそのまま支払うよりは、節税効果があります。

また、生命保険は、会社の業績が赤字の時に解約して、解約返戻金をプラスしても収益が上がっていなければ税負担が無いので、事業が苦しい時の資金繰りの助けになります。

あるいは、がん保険などは、2年間支払うと100%以上の解約返戻金率になる商品もあるようです(節税効果を考慮した数値です)。

保険は万が一のときの大事な保証になりますし、節税効果のあるものもありますから、お金を残すために検討されることをお薦めします。


それから、中小企業の場合、交際費は年間600万円までは90%が損金になります。もし年間600万円を超える交際費を使うなら、渡切(わたしきり)交際費という方法があります。

これは、例えば、役員報酬とは別に毎月20万円を渡切交際費として社長に支給しますと、その分は社長への報酬として全額損金になります。

何に使ったのか、いくら使ったのかといった精算をしません。ただし、社長への役員報酬として社長の所得税、住民税の対象になりますのでその点は注意してください。


その他の方法として、出張を実費精算するのではなく、手当として特定の額を支給する方法もあります。

例えば、出張手当として、移動距離が200キロメートル以上の場合なら、社長は10万円を固定で手当支給するという方法です。これだと役員報酬として課税されません。

この場合、交通費から日当から宿泊費が全部込みで、この額で精算することになります。そして、出張旅費規定を整備することが条件になっています。


脱税は決してしてはいけませんが、正しい方法でお金を残すことに知恵を使うことは大事です。

税理士に相談して上手にお金を残すようにしてください。

古賀光昭の経営相談室



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タイガー・ウッズにもコーチがいる

2010.02.22(00:00) 317

少し前からゴルフプロのタイガー・ウッズが不倫騒動で騒がれていました。されど、今日の「孔明の仕事相談室」は、タイガーの不倫の話ではなくコーチの話をしたいと思います。

タイガー・ウッズほどのプロ選手になって、コーチが必要かと思うところもあるかと思いますが、彼はずっとコーチを付けています。タイガー・ウッズがグランドスラムを達成したときのコーチは、ブッチ・ハーモンでした。そんなブッチ・ハーモンに記者が「タイガー・ウッズに何を教えられるのか?」と聞いたそうです。

ブッチ・ハーモンは、おおよそ次のように答えました。

1.タイガー・ウッズの方がゴルフは上手なので、ゴルフは何も教えるものが無い。
2.私の仕事は、タイガー・ウッズに試合のイメージを鮮明にさせることだ。
3.二人でプランを作り、トレーニングをしている。


結局、タイガー・ウッズのように技術的には誰も教える必要のない人に対しても、イメージを描かせることや、プラン作りには他の人(彼の場合はコーチ)の力を借りているということです。


これは手前味噌な話しになりますが、私が経営者の方へコンサルをしているのも似たところがあります。経営者の方は、経営している会社が属する業界の知識については大抵コンサルタントより豊富です。

しかし、経営者が一人で経営戦略や経営を考えると、どうしても視野が狭くなってきます。
発想も限られてきます。
何らかの判断をするときも、果たしてその判断が正しいのかどうか分からない時があります。

そうしたときには、コンサルタント(タイガーの場合はコーチ)が力を与えることができます。

ビジョンを描く手助けをしたり、本人が思ってもみなかった視点からのアドバイスをしたり、問題点を整理したり、発想を拡げる手伝いをしたり、一緒に経営戦略を考えたりすることもあります。

そして時には悩みを聞いてくれる存在でもあるのです。

古賀光昭の経営相談室



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独立、起業のポイントとは?

2009.12.04(00:17) 205

皆さんの中で独立したい、起業したいと思われる方も多いと思います。起業でのポイントは、何だと思いますか?

よくお金があったら起業できるのになぁ、ということを聞きますが、私はお金だと思いません。

私は起業するビジネスが儲かるかどうかだと思っています。横文字で言いますと、皆さんがやろうと思うビジネスのビジネスモデルが儲かる仕組みになっているかどうかです。私はこれが全てだと思っています。

ビジネスモデルが魅力あるものだと、お金を出資してくれる人もいるでしょうし、少し自己資金があれば、それに比例して日本政策金融公庫などがお金を融資してくれます。儲かる仕組みさえあれば、お金はなんとかなると思っていいのではないでしょうか。

ビジネスモデルの次に大事なのは、協力者です。それは自分の会社だけでなく、外部の専門家、援助者を含めてのことです。いいパートナーを持つことはとても大切で、パートナーを間違わないようにしてください。良き友、良き人と組むことができるかどうかがポイントになります。

相手が自分に合っている人かどうか、適切な人かどうかは、信頼できる人に念のためお聞きされることをお薦めします。事業を開始するときは、冷静になれていないことも多くて、組む人を間違ってしまった人を何人も見てきました。自分以外の人に、「この人はどう思う?」と聞いて、その人の意見を参考にするのも手です。

起業を考えておられる方には、ぜひ素晴らしいビジネスを立ち上げられることを願っています。

古賀光昭の経営相談室



独立、起業
  1. 独立する前に、独立した人に話しを聞いておくといい(10/06)
  2. カプコン創業者、辻本憲三会長の目の付けどころの鋭さ(08/03)
  3. サッカー日本代表のような負けない戦いはビジネスでも必要(06/17)
  4. 会社と自分にお金を残す方法(05/12)
  5. タイガー・ウッズにもコーチがいる(02/22)
  6. 独立、起業のポイントとは?(12/04)