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仕事ができるということは?

2018.03.30(22:29) 2015

抽象的な言葉なのですが、「誰々は仕事ができる。」という言い方がありますよね。仕事ができるということは、成果を上げられるということになりますね。

ただ、一般的には、「仕事のスピードが早い」とか、「営業力がある」とか、「書類を正確に書ける」とか、「交渉力がある」とか、いろいろな要素があるでしょう。

私のサラリーマン時代と独立してからの経験から思うに、仕事ができる人は、やはり民間の大企業にいたような気がします。

国家公務員や地方公務員の人とも何度か仕事をしたことがありますが、彼ら彼女らは優秀なんでしょうけど、「個人の個性を見せない」のですよね。「組織として仕事をしている」という印象が強いです。

その点、大企業の、特に管理職をやっているような人は、多少個性を出しながら仕事をしますよね。できる人が多いと思います。

しかし、営業力では中小企業の社長は、”かなり”だと思いますね。大企業の人は優秀ですが、なんだかんだと言って企業名がバックにありますけど、中小企業の社長は「そういうのが無し」で仕事を取ってきますからね。それは凄いことだと思います。

それから、士業でスタッフを雇っている先生で、長く事務所を経営している方は、独特の雰囲気がありますよね。執念深いというか、事務所を維持するために、清濁を合わせ飲んでこられた雰囲気を漂わせている方が多いです。カラッと明るい方が少ない印象があります。でも、長く事業を続けられるというのは、それだけでも敬意を払うべきことなんですけどね。


ところで、気をつけなければいけないことは、「仕事ができる人」であっても、何もかもができるわけではないことです。

どんな人でも、苦手なことや、できないことがあります。

頭が切れて、事務処理をテキパキとこなせる人が、組織を生かして成果を上げられるかというと別なんですよね。

交渉力があり、営業力があっても、数字を見れない人もいます。

だから、「あいつは、仕事ができる」と思っていても、その人にもできないことがあることは知っておかなければいけません。

また、自分が仕事ができると思っている人も、「自分は仕事だったら何でもできる」と思うと足元をすくわれます。

こういうのを見間違うと、組織はおかしくなりますので、気をつけてください。

世界を変える若き企業家たちへ



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上司の性格を知る

2017.10.13(20:01) 1891

仕事をする上では、上司の性格を知っておくことは必要です。上司の性格に合わないことをやってしまうと、評価を落とすこともあります。

例えば、私が以前いた会社の役員Aさんは、時間に厳しい方でした。社員のBさんがAさんと一緒に海外出張へ行ったときのことです。

Bさんは集合場所のホテルロビーに5分前に到着しました。すると、役員のAさんは不機嫌な顔をしているのです。そして、「遅い」と言います。

Bさんは集合場所へ5分前に着いているのです。でも、時間をきっちりと守る役員Aさんからすると10分前には来ないとダメなのです(笑)。

極端な例のように思われるかもしれませんが、時間に正確な上司だったら、それよりも早く行く気構えがいるんですね(笑)。

また、同じ会社なのですが、そこの社長は座った椅子を出しっぱなしにするのをとても嫌っていました。

出しっぱなしというのは、椅子を引いたままにしておくということですね。机から離れた状態にしておくことです。

聞いたところによると、出しっぱなしにした椅子を見ると烈火のごとく怒り、「ここに座っていたのは誰だ!」と大声を出していたとか。

まぁ、こうした上司特有の性格といいますか、こだわるところはあるものです。

それを知っておかないと、自分はたいして悪いことをしていないと思っていても、えらい評価を下げることがあります。

上司がどのような性格か、「何にこだわる人なのか」を冷静に見てください。

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「社員が思うように動いてくれない」という経営者の方へ

2017.04.18(23:56) 1806

経営者の方は、社員が思うように動いてくれない、仕事をしてくれないという悩みを持たれていることがあるでしょう。

これは、経営者が考えるとおりに社員が動かない、すなわち成果を出さないということですが、経営陣は社員に何をするかを示せているでしょうか?

例えば、「とにかくあと1,000万円取って来い!」みたいに、結果の状態だけを指示して、それ以外は的確なアドバイスを一切していないということはないですか?

社員が思うように動いてくれないという会社ほど、行動指針や個別方針を明確にした経営計画書がない会社が多いです。どの業界で、どの分野で、どの会社に、どれくらいアプローチをして、どれくらいの売上を目標にするということを明確にしないといけません。

また、目標を達成するために、どのような知識が必要か、どのような行動が必要かを教えてあげないといけないですね。

人は、知らないことをすることができません。

イチローだって、今は人から教わることはないかもしれませんが、子供ときには自分で野球について研究したか、人から野球のことを学んでいるはずです。

人は、初めに知識を得ないと、どうやっていいか分からないのです。

会計の知識がなければ、財務諸表を見ることができないですよね? それと同じです。

経営者の方は、「社員のやる気の問題だ」と考える前に、正しい知識を社員に与えているかどうかを振りかえってみてください。

社員のやる気を問うのは、「そのあと」です。

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新しい職場や環境で働く人へ

2017.04.02(20:50) 1798

明日から新年度になり新しい職場で働くという方も多いのではないでしょうか。

緊張したり、不安な気持ちになったり、心配したりしている人もいるでしょうね。中には、自分は同じ職場だけど、上司が代わる人もいるでしょうし、部下が入ってくるという人もいるでしょう。いろいろな変化を受け入れなければいけない季節ですよね。

今日は月初めの神社に参拝するために外を歩いていたのですが、春がやってくる感覚がとても心地よかったです。春は、寒い冬を耐えたあとにやってくるので格別ですね。街を歩いている人、花見をしている人を見ると、みな春が来て、心地よさそうに見えます。

冬の寒さを我慢し、耐えて、その後に桜の花とともに春がやってくる日本の自然の姿は、とても美しいものがあります。

人生も同じようなところがあって、辛抱して辛い時期を乗り越えれば、心地よいときがやってくるものです。

私が思うに、辛い時期は、一人孤独に乗り切ろうとするのではなく、誰かに相談するなり、話すなりして上手に乗り越えたら良いのではないでしょうか。新しい環境を受け入れていくには難しい面もあります。誰でも不適応を起す可能性があるのです。

仕事が変わったり、お得意先が変わったり、担当が変わったり、上司や部下が変わったりしたら、今までと同じというわけにはいきません。環境に慣れて適合するまでには、気軽に話せる人に相談しながら仕事を進めて行くと良いでしょう。

一人で抱え込まずに、他の人の力も借りながら、上手に変化を受け入れてください。季節が春になるように、きっと綺麗な花が咲きますよ。

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部下の強みを理解する

2017.02.06(20:56) 1750

企業経営をしていて、うまくいっていない場合は、大抵組織に問題があります。

「組織に問題」とは、人の配置の間違いと、目標の方向づけが間違っていることを指します。

業績が悪いと、経営トップは、ほとんどの場合、「社員の働きが悪い」ということを言いますね。あるいは、「社員の頭が悪い」だとか、能力の低さを批判します。

ところが、実際はその社員の強みがないところに配属をしているケースが多々あるのです。

つまり、実績を挙げることができない仕事を会社がさせているということですね。

人は強みでしか、成果を挙げることができません。弱み(苦手なこと)をいくら強みにしようとしても無駄です。

それゆえ、マネジャー(管理職者)は、部下の強みを理解してください。

これは、部下を思い出して、強みを想像することではありません(笑)。

過去の実績を見て、部下の強みを理解するのです。過去にやってきた仕事の内容を知って、強みを理解するようにしてください。

「社交的だから営業向き」だというように、印象による強みの判断は危険です。いくら社交的であっても、クロージングが苦手な営業マンはたくさんいます。


日本社会は、どちらかというと弱みや欠点に目が行きます。

「あいつは、あれが悪い」と考えるのではなく、得意なことや長所を理解して、それに合った部署に配属しましょう。

しかし、中小企業の経営者からは、「そんなうちの会社には強みを持っている者はおらん!」と言われる方もいるでしょう。

ところが、認識力の高い人が見れば、長所は見つかるものなのです。

ずっと会社に一緒にいるので、強みが分からなくなってきている可能性もあります。

一度正しく見る(正見)気持ちになって、気持ちを白紙にして、過去の実績を見てみましょう。あるいは普段の仕事ぶりを見てください。

それから、万が一、強みが小さなものであると思えた場合は、その人に任せている仕事の設計を考え直してください。部下が成果を挙げられる仕事にまで分解して、苦手な部分は自分がカバーするなり考えてみるといいです。

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管理職者は部下を褒めることを習慣にする

2016.10.04(23:52) 1633

今日は「褒めること」について述べてみたいと思います。

私も、最近、人から褒められたのですが、かなり嬉しかったです。ここ数カ月で、その褒められたことが一番嬉しかったと思います。

私のようなベテラン(笑)でも嬉しいのですから、おそらくほとんどの人は褒められたら嬉しいでしょう。それが仕事のモチベーションアップにもなります

ところが、なかなか人は他人を褒めないものです(笑)。

他人を褒めることになれていないのでしょうね。

しかし、会社組織で部下を持っている管理職者は、褒めることになれたほうがいいですね。

なれるというより、褒めることが習慣になるまで(当たり前になるまで)意識したほうがいいでしょう。

部下がやった仕事に対して、褒めることです。

期限内に仕事を終えたら、「よく期限までに間に合わせたね。えらい!」と褒めてあげる。

お客様のところにクレーム対応に行ったら、「よく頑張ったな。辛かったやろうけど、よくやった!」と褒める。

大きな声で挨拶をしていたら、「いつも元気でありがとう!みんな元気になるよ!」と褒める。

同性だったら、「おしゃれだなぁ」と褒めてもいいでしょう。


部下のモチベーションが下がっているなと感じていましたら、部下を正当に褒めてください。

やった仕事を正しく認めて褒めてください。

それだけで、職番の雰囲気はガラリと変わります。


なお、褒め方が分からないという管理職の方は私に相談してください。研修のかたちで褒め方をお教えします。

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栗山監督に見るマネジメントの鍵

2016.09.29(18:29) 1628

日本ハムファイターズがパ・リーグを制しましたね!FAの補強をほとんどせずに、選手を育ててチームを強くする、ほんと、凄いチームだと思います。我らが阪神タイガースも、ぜひ真似してほしいチームです。

ところで、読売新聞に中田翔選手の手記が載っていました。そこで注目すべき言葉があったんです。

ちょっと引用しますね。

「栗山監督は選手のことを思ってくれる人。調子がいいとき、悪いときに関係なく、選手に目を向けてくれて、僕らのことを分かろうとしてくれる。そんな監督だから、どうしても胴上げをしたかった。」

社員への接し方や、社員のモチベーションアップに悩んでいる管理職者は多いでしょう。

でも、ここにヒントがありますよね。

要するに、栗山監督は、どんな選手にも気を配って、選手のことを分かろうとしていたということです。

職場では、成績を出す社員や、自分の言うことを素直に聞いてくれる社員はかわいいと思います。

しかし、どんな社員にも同じように見てあげて、気持ちを分かってあげようとすることが大切ではないでしょうか。

現在の職場のモチベーションアップの鍵は、上司が部下のことを分かろうとすることだと思います。

一人の尊い人間として部下に接して、相手のことを理解してあげることが、これからのマネジメントの鍵でしょう。

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会社での悩み解決
  1. 仕事ができるということは?(03/30)
  2. 上司の性格を知る(10/13)
  3. 「社員が思うように動いてくれない」という経営者の方へ(04/18)
  4. 新しい職場や環境で働く人へ(04/02)
  5. 部下の強みを理解する(02/06)
  6. 管理職者は部下を褒めることを習慣にする(10/04)
  7. 栗山監督に見るマネジメントの鍵(09/29)
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